■笠ヶ岳 2,898m

飛騨の名峰、笠ヶ岳は雄大な槍ヶ岳や穂高連峰を仰ぎながら笠新道から登る。
登山日:2016/08/09・11

■一日目:新穂高温泉から笠ヶ岳山荘

笠新道登山口


 新穂高温象バスターミナルから蒲田川左俣林道に入っていく。新穂高温泉から笠新道登山口まで3.5㎞ほど林道歩きです。中崎橋を渡り発電所の取水口を過ぎると、笠新道登山口に出る。ここには、水場がある。この先、笠ヶ岳山荘まで水場はない。登りはじめから急登となるが、ところどころにある道標には高度が記されているので目安になる。登山口付近のプナの森から、高度を上げるにつれて針葉樹、ダケカンバ林そして森林限界を超えた所でハイマツ帯に変わるり植物の垂直分布がよく分かる道です。

 

遠望に焼岳


 ジグザグに斜面を登るっていくと、標高2000m級の草忖を超えるあたりから樹林が途切れ、お花畑が広がる。振り返ると中崎尾根の後ろに槍・穂高連峰がその雄姿を見せている。なおも灌木帯の急登をジグザグに続け、大岩を横切っていく。ダケカンバの林に入り、抜戸岳南尾根を乗越すと傾斜がゆるくなる。森林限界を越えて杓子平に入る。目の前に広大なカール地形が広がり、お化畑も展開している。

槍ヶ岳を望んで


杓子平

[杓子平のお花畑]
[杓子平のお花畑]

お花畑の登り


 カールのなかをゆるやかに下り、笠ヶ岳の雄大な風景を望みながら杓子平を進む。シナノキンバイやハクサンイチゲが咲くお花畑のなかを、右手の抜戸岳南尾根に向かってジグザグに登っていく。カール上部には盛夏のころまで残雪の雪解け水があり、のどを潤せる。さらに小尾根をジグサグに登り稜線手前で抜戸岳との分岐に出る。

折戸岳分岐に向かう


笠ヶ岳向かう尾根から

双六小屋と後方に鷲羽岳


 主稜線に出たところが笠新道分岐で、右は弓折れ岳や双六岳に通じる道、左に曲がれば笠ヶ岳への道である。山頂に向かう稜線の右側はハイマツに覆われたスロープで、この稜線通しのゆるやかな道を登り、小ピークを越えていく。左下に池のある播隆平のカールを見下ろす道は急な登りとなり、2737mの小ピークを右に巻き、左右に門のように立つ抜戸岩の間を通りぬける。小さなアップダウンを繰り返しながら稜線漫歩を楽しんで進んでいくと、斜度が増して最後の急な登りとなる。石畳の道を通り岩がゴロゴロするテント場の平坦地に出たあと、階段状の石段ひと登りで笠ヶ岳山荘に到着する。

抜戸岩


野営場と笠ヶ岳山荘

笠ヶ岳山頂に向かう


 翌朝、笠ヶ岳山荘から山頂に向かう。石屑の道をジグザグに登っていく。平らな石が折り重なった山頂の一角には、石仏が安置された祠が祀られている。笠ヶ岳からは槍・穂高連峰の展望はもちろん、振り返ると乗鞍岳のゆったりした山容を望み、薬師岳、剱・立山連峰をはじめとする北アルプス北部の峰々が朝日を浴びて輝く姿を見渡せる。

笠ヶ岳山頂


穂高連峰の眺め

[左槍ヶ岳から北穂への峰]
[槍ヶ岳から南岳への峰]
[山頂から乗鞍岳]
[山頂から乗鞍岳]
[山頂から薬師岳を望む]
[山頂から薬師岳を望む]

ルートマップ