■秋の木曾駒ヶ岳・濃ヶ池

 中央アルプスを代表するカールは千畳敷ですが、いくつもカールは存在します。その中でも中央アルプス唯一の氷河湖の姿を残す濃ヶ池をめぐるコースで紅葉も楽しめるルートでした。
登山日:2016/10/4


 駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅を出て、カールの上部になるほど斜度が増し、足元と頭上に注意を払いながら登る。登りつめたところが乗越浄土で、目の前に中岳と馬ノ背の稜線が現れる。右に伊那前岳、左に宝剣岳、正面右下に駒飼ノ池、その先に濃ヶ池も見え、ひと息入れるのによいところである。
[千畳敷カール]
[乗越浄土]

宝剣岳

 乗越浄土の案内板から左手に進むと、宝剣山荘の前に出る。宝剣山荘の裏からは宝剣岳と天狗岩がよく見える。中岳を登る道と中岳の西側を巻く道があるが巻道を通る。やがて駒ヶ岳頂上山荘前に出る。鞍部から岩がごろごろした斜面を登ると、木曽駒が岳山頂に着く。

[中岳の巻道から]
[三ノ沢岳]

木曾駒ヶ岳山頂

 広々とした山頂には駒ヶ岳神社本殿がある。展望は360度で、南アルプス、中央アルプスの主稜線の山々がずらりと見渡せる。木曽駒ヶ岳から北西に延びる稜線は馬ノ背と呼ばれるが、それをほぼ1時間ほど下った南側がカール地形になっており、その底に濃ガ池という美しい池がある。

[山頂から御岳山]
[馬ノ背に向かう]

馬ノ背ルート

 山頂から右(北東)に折れ、馬ノ背の山稜を下る。左側は正沢川上流の細尾沢へ切れ落ち、右側に濃ヶ池のカールが見えてくる(左の写真)。尾根はやせていて浮き石が多い。池を右下に見て急な尾根を下り、濃ヶ池分岐から右の道に入って濃ヶ池へ下る。
[快適な稜線 ]
[濃ヶ池分岐への下り ]

濃ヶ池

 濃ヶ池分岐で右に曲がらずにまっすぐ進むのは将棊頭山から桂小場方面へ向かう道。濃ヶ池には分岐から右ヘハイマツの道を下っていくと、ダケカンパの間に濃ヶ池の水面が見えだす。池畔に立つと宝剣岳や伊那前岳が正面に人きく見え、ときには水面に宝剣岳が映る。静かなたたずまいです。

[将棊頭山 ]
[濃ヶ池]
濃ヶ池と宝剣岳
濃ヶ池と宝剣岳
濃ヶ池から南西の駒飼ノ池方面に向かう。馬ノ背側の斜面の紅葉が見所です。奇岩と紅葉のバランスが庭園のように広がる。
濃ヶ池から南西へ駒飼ノ池方面に向かう。馬ノ背側の斜面の紅葉が見所です。奇岩と紅葉のバランスが庭園のように広がる。
奇岩と紅葉
奇岩と紅葉
奇岩と紅葉
奇岩と紅葉

駒飼ノ池に向かう

 濃ヶ池から、さらに進んで木の梯子の架かった急な道を登ると駒飼ノ池のわきに出る。駒飼ノ池は渇水状態でした。池からは沢に沿った岩の道をジグザグに登って宝剣山荘に帰り着く。山荘からは乗越浄土を経て千畳敷に下る。

[駒飼ノ池 ]
[山荘直下から駒飼ノ池 ]

 
 駒飼ノ池から宝剣山荘に登り上がり広々とした乗越浄土に戻りました。ここから千畳敷に下るのみです。

浄土乗越から南アルプスと富士山の望む
浄土乗越から南アルプスと富士山の望む

■マップ