燕岳から常念岳・山行記

          燕山荘

 
 表銀座・燕から常念岳へ もっとも北アルプスらしさが味わえるコンコース。表銀座コース(燕から槍ヶ岳)と言われるだけに夏山の人気ナンバーワンといえるほどの賑わいをみせる。

■燕岳から常念岳

表銀座コース

 燕山荘を出ると、花崗岩が風化した砂礫の道で稜線の右手を行く。遥か先には北鎌尾根を従えた槍ヶ岳が見え、ハイマツのなだらかな尾根道を登り下りしながら進む。

蛙 岩

 稜線上に突き出た蛙岩(げろいわ)の岩峰は、V字形に割れた巨岩の間を通りぬけ、正面の岩は左手を巻いていく。足下にはハイマツにおおわれた斜面が広がり、しばらくは大きなアップダウンもなく快適な稜線歩きが続く。

奇岩

 足下にはハイマツにおおわれた斜面が広がり、しばらくは大きなアップダウンもなく快適な稜線歩きが続く。

大下りの先に大天井岳

 2678mのピークを過ぎると、道標のある大下りの頭に出る。ここから大下りとよばれる約100mの下降で、砂礫帯を下っていく。稜線の左側、安曇野側に入るとお花畑の斜面が広がる。為右衛門吊岩の下を過ぎると、木階段を登って稜線に上がる。柵で保護されたコマクサが咲く道を通り、2699mの小ピークに出る。大下りで下った分を登り返したことになる。

鞍部まで下る

 稜線上に小ピークが連なるが、その右下を巻くように道がついており、あまりアップダウンのない登山道を進んで切通岩のクサリ場に出る。15mのクサリと9段のハシゴで下り立った鞍部の岩盤には、このルートを拓いた小林喜作のレリーフがはめ込まれている。

花と雷鳥

 蛇篭の埋めこまれた大天井岳の北側山腹を回りこみ、山頂や常念岳との分岐に出る。分岐を右にとり大天井岳の東側山腹を斜登すると大天荘前に出る。リュックをデボして大天井岳に登る。山頂は360度の大パノラマで見ごたえがある。

大天井山頂へ

大天井山頂からの眺望

 
大天井から常念岳への稜線

大天井山頂からの眺望

大天荘から緩やかな下りで途中、二ノ俣小屋跡を通り東大天井岳の右肩を巻く。一帯にハイ松が広がりなかなか楽しいところだ。ただ霧にまかれると方向を見失いがちで注意が必要。横通岳の登りにかかるが、ここも右側山腹を横切るように行く。

大天井から常念岳への稜線

二俣小屋跡から槍ヶ岳を望む

大天井から常念岳への稜線

緑のハイ松の絨毯

大天井から常念岳への稜線

ゆく先の常念岳

 横通岳を過ぎて小さな鞍部を過ぎて岩稜から樹林帯に入る。ここを下りきったところで常念小屋に着く。

大天井から常念岳への稜線

緑のハイ松の絨毯

 常念小屋から槍ヶ岳を常に右に見ながら頂上に向かう。砂礫や岩屑の道で目印を拾って登る。前常念指導票を過ぎてニセ頂上の近くに、ちょっとした岩場がある。そこを抜けてなだらかな尾根、少々きつい登りを登りきると山頂に着く。展望はパノラマに広がり槍ヶ岳全域のスカイラインが展開する。

大天井から常念岳への稜線

常念岳から槍ヶ岳の眺望

【1日目】
中房・燕岳登山口→(01:10)→第2ベンチ→(01:50)→合戦小屋→(01:05)→燕山荘→(00:30)→燕岳→(00:30)→燕山荘→(00:55)→大下りの頭→(01:15)→切通岩→(00:45)→大天荘
 
【2日目】
大天荘→(01:00)→東天井岳分岐→(01:00)→横通岳南肩→(00:20)→常念小屋→(01:20)→常念岳→(01:00)→常念小屋→(02:20)→王滝(大滝)ベンチ→(01:00)→一ノ沢登山口