奥飛騨の麓は桜が満開です
奥飛騨の麓は桜が満開です
新穂高から穂高口
 新穂高は冷え込みが厳しく木々の樹氷の花が山々に咲き誇り、まるで極寒の光景です。千石園地のオオシラビソも凍り付いたような光景です。
[一面が樹氷]
[千石平のオオシラビソの樹氷]
千石尾根
 山々に雪を抱いて、晴れた日は、青い空にくっきりと境界線を見せてくれる。ロープウェイで穂高口駅へ、千石園地からオオシラビソの樹間から鋭い岩稜を見せる西穂高岳を眺めながら冬季ルートの千石尾根を西穂山荘に向かう。
[極寒の木々]
[西穂山荘]
西穂山荘から丸山に向かう
西穂山荘から丸山に向かう

 

西穂山荘から丸山
標高2385mの西穂山荘からガスの晴れるのを待って北へ小高い大岩の重なり合った斜面を登り上がる。森林限界からは、展望が開けて右に霞沢岳、左に笠ヶ岳と前方には鋭い西穂のピラミッドピークがひときわ目を引く気持のよい稜線になる。広い尾根が続き視界がなくなるとルートが判りにくくなるので要注意。やがて2452mの道標建つ丸山だ。

[丸山に向かう]
[西穂丸山・後方笠ヶ岳]
西穂丸山から焼岳・乗鞍を望む
西穂丸山から焼岳・乗鞍を望む

 

丸山から西穂独標
 丸山から三角錐に見える大斜面を登る。ここのピークをトラバースしながら巻いて行く、西側の小鍋谷への傾斜もきついので足元に注意して登りきると特異な岩峰の独標が間近に迫る。いったん暗部に下りる。

[岩と雪のミックスを登る ]
[大斜面をトラバースになる]

丸山から西穂独標
 暗部から岩場を登り、やがて雪壁の直登になる。ピッケルとアイゼンのエッジを利かせて登攀する。下りはより一層注意が必要でクライムダウンで下降。独標の頂からは大パノラマの絶景が得られる。

[独標直下の急登 ]
[西穂独標(11峰)]
吊り尾根と前穂
吊り尾根と前穂

 

西穂独標からピラミッドピーク
 独標から先はさらに険しい岩稜が現れる。三角錐の特に際立って高く見えるのがピラミッドピークだ。独標の下りには十分な注意が必要でだ。セルフビレイをして鞍部に下りる。

[独標から鞍部の下り ]
[鞍部から独標を振り返る ]

西穂独標からピラミッドピーク
 独標の鞍部から10峰、9峰と岩稜を超えていく。アイゼンを引っ掛けないように注意が必要。飛騨側から回り込むように登っていく。最後の雪壁のような急斜面を登りきると標柱のあるピラミッドピークだ。

[ピラミッドピーク険しい登が続く ] 

ピラミッドピーク
 8峰のピラミッドピークに到着。目の前にチャンピオンピークがありその後方にこの夏目指す西穂高岳です。
展望を楽しんでゆっくりと下山です。

[ピラミッドピーク頂 ] 
 
ピラミッドピークより西穂を望む
ピラミッドピークから西穂高

■ルートマップ