登山日:2017/03/19・20
 北八ヶ岳というシラビソやコメツガの森を連想するが、その中にあって天狗岳は唯一の例外です。樹林帯から飛び出した白い双耳峰は、岩場もありちょっとしたアルペン気分を味わえる山。

[八方台分岐]
 渋ノ湯の渋御殿湯から登ります。渋川を渡り、高見石への左の道をやり過ごして、樹林帯をジグザグにシラビソの森を登っていき黒百合平へ。登山道が硬くなって滑りやすいこともあるので、アイゼンをつける。緩やかになると、八方台分岐となる。そこから約30分ほどで唐沢鉱泉への分岐に出る。
[登山口の渋川橋]
[八方台に向かう樹林帯]
[天狗ノ奥庭のピーク]
[黒ユリヒュッテ]

 唐沢鉱泉への分岐から雪の積もったシラビソの森を進む。唐沢鉱泉分岐から1㎞ほど樹林帯を進が森が開けると広々とした平坦地になり、まもなく黒百合ヒュッテに着く。初日はゆっくりと登ってここで宿泊です。

双耳峰の天狗岳
 
[中山峠]

 ヒュッテから10分弱で中山峠の十字路に着き、右折する。峠を出るとすぐに樹林は開け、展望がよくなる。左側は天狗岳東壁になるので、あまり近づきすぎないように注意。一部急な雪の斜面があるが、しっかりとアイゼンをきかせピッケルを使用して登る。

[峠の樹林帯]
[急な雪の斜面]
[天狗ノ鼻]
[岩場を回り込む]
[急斜面]

 急な雪の斜面な登りきると頂上かと思わせるピークがあるが、これは天狗ノ鼻の岩峰で、これを右から巻いて行く。天狗ノ鼻岩峰の下りの斜面がクラスト状の時があり要注意です。岩稜をつめ上げたところが頂上になる。

[東天狗岳]
[東天狗岳山頂]
硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳
北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳
[北アルプスの峰々]
[遠望に蓼科山]
西天狗岳

■ルートマップ

 
 
所要時間
一日目
渋の湯→(0:50)→八方台分岐→(0:30)→唐沢鉱泉分岐→(1:10)→黒百合平
 
二日目
黒百合平→(1:30)→東天狗岳→(1:10)→黒百合平→(1:50)→渋の湯

 

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