登山日:2017/05/05
残雪期の能郷白山に能郷谷から。
岐阜と福井の県境、美濃の最奥に位置する能郷白山、両白山地の越美山地である白山信仰で能郷谷から登りました。
アクセス:登山口へは、能郷の里から車で能郷谷左岸を通りしばらくして能郷谷の橋を渡り今度は右岸を遡りつめて八谷を左に見て500m位でゲートがありゲート前に駐車場がありここに車を止めて登山。
駐車場から登山口まで林道を3.8㎞ほど歩くとことになる。林道もところどころ崩壊している状態でやっと「能郷白山登山道入口」の標柱が立つところに着く。林道の所要時間が1時間20分ほど要しました。
登山口からすぐに前山から源流とする谷沢を渡渉するがこの時期は雪解けの増水で沢内を歩くことも覚悟で渡渉する。渡渉ごにすぐ支稜の急な登りがはじまる。背後に能郷谷と奥美濃の山並みが広がる。
急登の連続で急斜面を観念して一歩一歩登り標高928mを過ぎると、次第に尾根がやせてくる。いったん旧林道(廃道)のカーブ地点に出る。一息入れて直進して支稜を登る。傾斜がゆるくなるとブナ科の見事な雑木林におおわれた尾根に出る。
路傍にはイワカガミの群生で癒される。野趣豊かな尾根を高度を上げていく。明るい笹の平を過ぎるとやがて南に鋭い山容の蕎麦粒山と遠くに大きな山容の伊吹山の山々の展望が開ける。
やがて右の前山から山稜が合流する手前地点で登山道は残雪の雪壁が立ちはだかる。キックステップで慎重に前山稜線に登り上がる。ここでアイゼンを装着する。先には長い尾根を南に派生する山頂が見えてくる。
前山からゆるい起伏が続くがそ根尾西谷を隔てて白山を見ることができる。大郷谷側に切れ落ちる吊尾根を1,410mの鞍部まで下る。
鞍部から小ピークを越えて1,540mあたりから70mほど雪上を一気に山頂と神社の稜線に登り上がる。1617mの山頂に立ってすぐに熊野白山権現の社に移動です。
■ルートマップ
所要時間
登り:登山者駐車場→(01:10)→登山口→(03:30)→前山→(01:10)→能郷白山