■冬型気圧配置でモーレツな寒気 2月10日
2月8日から9日にかけて、モーレツな冬型の気圧配置で東北地方に大雪を降らせ東海地方の名古屋、岐阜地方にも積雪7cmていどの積雪となった。各地の高速道路は通行止めや規制があり出発が危ぶまれた。10日の早朝、天気は回復するも あたり一面が冬景色と化した。われわれの向かう高速道路は、幸いにも通行止めもない情報にほっとする。
今回の参加者は、N、T、S、Mの4名で、ちょっと寂しいスノーシューイングとなりそうだ。高速道路も凍結の心配があり時間をかけての走りで茅野に着いたのが既に9時近くとなり予定時刻より1時間の遅れとなった。茅野からの道路も雪が圧雪されて渋滞気味となる。湯の道街道に入ると雪は更に深くなり圧雪されたつづら折の道で緊張を強いられた。行き違いが出来ない道路でタクシーが後退するもへたくそなドライバーで何度も切り返しをしている。やっとの思いで渋ノ湯に着く。なんと4時間半近く掛かった。
渋御殿湯駐車場に車を止めて身支度をする。天気も晴れ上がり絶好の登山日和で運転で疲れた気分も晴れ上がる。渋御殿湯の飼い犬が吼えまくり みんなで「うるさ~い、うるさ~い」と言いながら身支度する。
■渋ノ湯から中年女性パーティーが?
予定時刻より一時間遅れの10時となった。渋沢に沿って登り始める。前日の降雪でアイゼンの効きがやや悪い。肌を突く冷たい空気が身を引き締める。登山届けを出して渋川の鉄の橋を渡る。4、5名の中年女性パーティーが賑やかに向かっている。T君「うるさいな・・川に突き落とすぞ・・」と言いながら彼女らを追い越して分岐を高見石にむかう。後方に中年女性のパーティーが付いてきた。渋沢の右山側を沢に沿って登る。途中、黒百合への分岐を通りやや高度を上げる。中年女性パーティーが早足で付いてくるので先に行ってもらうこととなる。登るにつれて積雪も吹き溜まりは、2m程となっている。枝沢を渡ながらり登っていく。すると前方に中年女性パーティーが地図を見ながら休憩をしている?。その時は、なんの疑いもなく我々は、通り過ぎていった。雪を付けた綺麗なシラビソの樹林帯の中を 雪を踏みしめる音がなんとも心地よい。樹林帯を抜けると中山と高見石の稜線に向かうカールがとても美しい。まずはゆっくりと休息をとる。そういえば気になる中年女性パーティーが登ってこない? どうしたのかと皆で思い思いの話が出る。 どうもコースを間違えて出発から我々に付いてきたのが誤りだったようで 黒百合に向かうはずではなかったのか? 引き返しが大変であろう。 Sさん「Tさんが脅すもんだから・・コースを間違えたんだよ・・」 結局中年女性たちは、高見石の山小屋には来ませんでした。
■雪山だからの味わい
樹林帯を出て一面が雪景色で振り向けば中央アルプスが我々を後押しをしている。まさにビューポイントだ!!
長いロードでトレースも一直線に登っている。ここいらあたりからが頑張りどころである。高見石へは途中から左の尾根に上がり込む。上がりこむと背の低いシラビソの樹林に入る。高見石に通じる尾根である。しばらく樹林帯が続くとやがて高見石小屋の建物が現れる。
「ついたぞ~」みんなほっとした? やれやれの顔つきとなる。登りに2時間程度を要した。山小屋の主人に 「ようこそ お疲れさま」 と声をかけられる。「お世話になります」 と言葉を交わしてリュックを置き大岩場の高見石に登りあがる。薄い雲で浅間山もはっきり確認できない。眼下の白駒池は、湖面が氷りで真っ白に光っている。明日は、いよいよ湖面をスノーシューイングできることが楽しみだ。
午後は、山小屋内の蒔きストーブの横でビストロT君の焼肉が始まる。山小屋サービスのビール4本で「乾杯!!」 なんと焼肉の美味しいこと、さすがビストロT君だ。
■爽やかな朝 2月11日
朝、五時半に起床。小屋の玄関口の温度計が-11度を示している。風もなく気温より暖かく感じる朝を迎える。5時50分 テラスからシラビソ越しに紅く燃え上がる太陽が昇る。静まり返ったシラビソの森の中 実に神秘的な光景である。
コーヒーとパン(ロールパン3個づつ)の山小屋朝食をすませて高見石に登る。雲のない晴天で 頂からは、北から西に浅間山、茶臼山、蓼科山、御岳山、中央アルプスとダイナミックなパノラマに「ワア~すごい」の感動の声。私も案内した甲斐の喜びを感じた。

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テラスからのご来光 遠望・浅間山

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中央アルプス 白駒池
■スノーシューイング
今日は、高見石小屋からスノーシューを履いて白駒池で湖面を思う存分にスノーシューイングを楽しもうと初体験の女性たちも装着に余念がない。ちなみにレンタル料は、1,000円です。なかなか装着が出来ずT君が手伝うこととなる。
高見石から白駒池までシラビソの樹林帯で雪のない時期は、苔むしたゴロゴロの石も多く歩きにくい場所であるが積雪でトレースの幅も広くスノーシューには最適のコースである。初体験の女性たちも楽しさのあまり なんと・・青苔荘まで普通50分程度かかるところを25分で着いてしまうほどの快適な歩行であった。
湖を見たとき、夏の白駒池のイメージがあり、一面が白銀の白駒池を見たときその素晴らしい光景に圧倒された。一昨日、降り積もった雪がスノーパウダーでノートラックの上を歩く感触が柔らかく雪煙をたてる。湖の中央に立つと自分がこの位置にいることが信じがたいほどに神秘的に感じた。Sさん、Mさんも「すごーい、すごーい」の連発で、子どものように喜びを表していた。

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ノートラックの湖面
時を忘れて、いつの間にか童心に返って楽しんでいる。こんな楽しい思いが出来るのに、もっともっとなかまを連れてきてやりたかったとの思いが募る。



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