槍ヶ岳周回コースⅠ

槍ヶ岳

槍ヶ岳 3,180m (新穂高から槍ヶ岳)

北アルプス南部の盟主は、その山容から、やはり槍ガ岳に軍配を上げる人が多いだろう。それほど槍ガ岳はきわだった魅力をもっている。

Ⅰ新穂高コース (新穂高から槍ヶ岳)

新穂高 北アルプス南部の盟主は、その山容から、やはり槍ガ岳に軍配を上げる人が多いだろう。それほど槍ガ岳はきわだった魅力をもっています。槍ガ岳は、東西南北の四方に尾根を派生させ、西鎌尾根と、南へのびる大喰岳との間にはじまる飛騨沢が、蒲田川右俣谷の源流である。この山深い谷沿いにつけられた飛騨側登山道は、槍ガ岳への最短ルートである。
 飛騨側のバス道終点、新穂高温泉のバスターミナルから、舗装道路の坂を登り、新穂高ロープウェイの駅の横を通り。すぐ上手の駐車場から林道に入る。、ヘアピンカーブを4つほど繰り返すと、小鍋谷の橋である。ここにゲートがある。
新穂高 橋を渡って右俣沿いに林道を進むと、やがて右側に「穂高平近道」の標識がある。急ぐなら急登の近道をとればよいが、林道をのんびり歩いた方が楽である。 穂高平には牧場と季節営業の山小屋(穂高平避難小屋)がある。ここで一休穂高平みとしたいですね。 北アルプス、岐阜県側の入口に静かにたたずむ山小屋です。新穂高から約1時間、程良い山の景色の中でゆったりした時間が過ごせる場所です。
LinkIcon穂高平HPリンク


 この先、林道はサワグルミやブナ林の中を、白出谷(しらだしだに)出合までほぼ水平にのびている。水流のない白出谷を渡ると、道は針葉樹林の中の平坦な道となる。石や木の根っこの上を、バランスに気を遣いなが

白出チビ谷
      白出小屋              チビ谷
ら歩いていこう。左下に右俣谷の瀬音を聞き、巨大なトウヒの大木に見とれたりしながら進むと、チビ谷を渡る。水流はほとんどない。さらに進み、オオシラビソの林を登ると、滝谷出合である。右手上に滝谷避難小屋があり、緊急時には有効に活用できる。白出谷から滝谷まで、わずか200メートルほどの標高差である。

白出出会涸沢岳

 滝谷は水量もあり、川原からは雄(お)滝のすさまじく流れ落ちるさまが眺められる。上部は壮絶な岩壁がガスの中に見え隠れする。丸木橋を渡り、

滝谷滝谷
      滝谷                滝谷丸木橋

滝谷       藤木レリーフ 対岸に移ると、岩壁に藤木九三氏のレリーフがある。 ここの湧水は飲用に適している。槍平へは、南岳側の山腹を巻くように登っていく。南沢を渡り、しばらく樹林帯の緩い登りを続けると、突然視界がパッと開けて、明るい槍平に出る。小川が流れ、別天地の風景が広がる。

 ここで午後1時をすぎていたら、槍平小屋で泊まった方が無難である。

槍平槍平
      槍平小屋            キレットから北穂
 槍平は、南岳や奥丸山への道が分岐するところである。ここから道は左岸沿いに樹林帯へ入るが、カツラやオガラバナなどの灌木が目立つようになると、最後の水場に着く。充分に水を補給してから出発したい。大喰岳の西尾根の末端をジグザグに登ると、ダケカンバの大木のある台地に登り着く。「宝の木」とよばれるところである。
飛騨沢西鎌尾根
       飛騨沢             西鎌尾根
 ここから道は飛騨沢に入っていく。西鎌尾根がよく見え、縦走をする人たちが確認できる。途中、千丈沢乗越への分かれ道があるが、槍ガ岳を割愛して、双六岳に向かう人以外には用のない道である。中崎尾根越しに見える笠ガ岳が、高度を上げるにつれて美しい全容を現してくる。キバナシャクナゲやハクサンイチゲが飛騨沢を代表する花で、あちこちに大群落をつくっている。岩屑の道をジグザグを繰り返すこと約2時間ようやくにして標高3000メートルの飛騨乗越にたどり着く。長い、つらい、の言葉が
飛騨乗越ぴったりの登りだが槍沢の道よりはずっと良い。槍沢越しに、蝶ガ岳、常念岳、大天井岳などの山々が目に飛びこんでくる。
 稜線に出て、右に行けば大喰岳、目指す槍ガ岳は左に行く。ジグザグの道を約15分で槍岳山荘だ。650人もの収容力を誇る北アルプス南部では最大の山小屋です。3060メートルの小屋前広場からは、眼前にそ
槍ヶ岳山荘そびえるあこがれの槍の穂先が威圧的である。

LinkIcon槍ヶ岳山荘HPリンク

 ひと休みしたあと、標高差120メートルの穂先への岩壁登りに挑戦しよう。ルートは登り下り別の道があり、鉄のクサリやハシゴが設置されており、無心に登れば思いのほか簡単に登れてしまうから不思議だ。
 槍ガ岳山頂はそれほど広くはないが、眺めは最高である。特に北アルプス南部や北部の山脈の連なりがよくわかり、まさに日本一の眺めであろう。盛夏の朝は順番待ちができるほどの混雑ぶりである。

槍ヶ岳槍ヶ岳

常念山頂

    槍ヶ岳山頂から常念岳            山頂

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