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早朝槍ヶ岳の頂上に登り、そこでご来光を待とう。すばらしい朝、まだ静かに周囲の山々は眠っている。東の空がようやくしらみ、そして今日の最初の光が躍り出る。まず奥穂の頂に紅がさす。ついでわれわれの立つ槍の頂に・・・そしてようやく周囲の山々のお目覚めである。「ああ富士が見える」ふとつぶやいた人の感激は一しおなのであろう。北アルプスの総ての山がみんな目の下に見えるようだ。 槍ヶ岳山荘に日がさすころ、われわれは下山しよう。
今日の行程も長い。正面の槍沢の下りは、石のゴロゴロした歩きにくい道だ。急な下りは意外にはかどるが、足が笑い出しそうになる。三角形の槍の穂がだんだんと小さくなる。坊主小屋を過ぎると槍沢の流れが出てくる。

モーレン台地 お花畑が広がる
天狗原分岐とモーレンを過ぎ高山の花の咲く道を楽しみながら下りたい。ババ平と水俣乗越分岐の大曲りをすぎてやがてダケカンバ、ナナカマドが多く
キャンプ場のババ平なり沢沿いに左岸の道を下る。赤沢山をまわるともう槍も見えない。やがて槍沢ロッジにでる。槍沢ロッヂでは常に沢音を聞くテラスで熱いコーヒーをたてて飲むのが楽しい。
槍沢ロッヂHP
槍沢ロッヂはシラビソの林に 囲まれた静かなロッヂで 梓川源流のせせらぎと野鳥のさえずりをBGMに、 ここ槍沢ロッヂは浴室も完備しています。

槍沢ロッヂ テラスでコーヒー
槍沢ロッヂからは梓川沿いの林の道だ。細い道を下り、常念から来る一ノ俣谷を渡るともう一度槍の見える槍見河原に出る。もう槍ははるかに小さい。屏風が見えると横尾はすぐである。 横尾山荘HPリンク

一ノ俣 屏風
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横尾では涸沢から下りてくる人を迎えて、しっとりとした樹間の道を行くようになる。かって牧場であった徳沢に着く。
徳沢
大滝山から流れてくる徳沢と梓川との出合いに開かれた細長い盆地で、戦前には南安曇郡の牛馬が徳本峠を越えてきて、夏から秋までこの盆地に放牧され、牧場小屋もあつた。徳沢牧場は昔の夢となったが、今では上高地から追いあげられてきた登山者の牧場と化し、牧舎は近代的な山小屋に変った。大滝山や蝶ヶ岳への登山基地でもある。 徳沢園HPリンク
明神館と明神岳 徳沢を過ぎると明神岳が目に入ってくる。上高地には、大正池、田代池、明神池の三つがあるが、その中で最も小さいのが明神。宮川池とも呼ばれたことがあるが、明神岳から押し出した岩石が梓川をせきとめてできたもの。うっそうたる森に囲まれ、大小の岩石を配した池は自然の造園の妙きわまれりといった感。近くに嘉門治小屋があり、有名な山案内人だった嘉門治の記念碑もその小屋の前にある。嘉門治小屋での岩魚はまた格別です。 明神を過ぎると、人のざわめきもはげしくなり、右に小梨平のキャンプ場を見ると河童橋は近い。
春の穂高連峰・河童橋から
河童橋では、しばし穂高の大景に接しよう。新穂高からの二泊三日の槍ヶ岳周回コースも終わりである。
上高地ビジターセンター
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