鳳凰三山 (地蔵岳・観音岳・薬師岳)

■登山日 2011/09/06~08


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アクセス

 中央自動車道の須崎ICもしくは韮崎ICから国道20号線に入り韮崎市円野町地内の上円井信号を西に入る。小武川渓谷に沿って進み御座石鉱泉分岐を直進して行くとカラマツなどの樹林に囲まれたドンドコ沢の起点、青木鉱泉に着く周辺には駐車場、トイレ、水場などの施設が整っている。
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第1日目

・青木鉱泉からドンドコ沢を鳳凰小屋ヘ
・コースタイム 5時間30分
・標高差 1285m(青木鉱泉~鳳凰小屋)
・累積標高差 (+)1362m (-)74m

 青木鉱泉の庭からドンドコ沢の登山道に入る。登山道に入ると尾根ルートがあるが現在は通行されていない。小武(こむ)川左岸の河原に沿って直進する。10分ぐらい進むと崩落による迂回路となり案内板に沿って行く。大きな砂防堰堤下を越えて傾斜が緩い登山道になる。
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       青木鉱泉             迂回路案内板
0028_3.jpg       南精進ノ滝p017.jpg やがて小さな標識で右の樹林帯に入る。ドンドコ沢コースはうっそうとした広葉樹林帯と豪快な滝が見どころになっている。樹林帯を奥に入るとシダ類が林床を覆い、南アルプスにふさわしい光景が広がる。深く切れこんだ沢や苔むした清流を横切ってひたすら高度を上げていく。 南精進ノ滝の展望地は急坂の少し荒れた道を登る。高度感あふれる南精進ノ滝は、水量が豊富で豪快な滝である。ぜひ立ち寄ってみたい。
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 美しい滝が              白糸ノ滝
 いつしか樹相が針葉樹に変化して、傾斜がきつく、登山道はやや険しくなる。鳳凰ノ滝は登山道から左に5分ほど離れている。白糸ノ滝は樹間からのぞくことができる。
p044_2.jpg       五色ノ滝 ドンドコ沢は急登が連続するが、次々と現れる滝を眺めながら自分のペースを守って登りたい。ドンドコ沢で最後の滝が五色ノ滝である。標識が立つ樹林帯からは滝の全容が見えないので、見えるところまで近づくことができる。垂直の岩壁を流れ落ちる五色ノ滝は清涼感満点だ。紅葉シーズンはナナカマドが彩りを添え、ひときわ美しい滝となる。


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   ドンドコ沢源流の河原           鳳凰小屋
 五色ノ滝をあとに、相変わらず険しい露岩帯の急坂が続く。樹林帯を抜け、ドンドコ沢源流の河原に出る。対岸にはかつて北御室小屋があったが、今は何も残っていない。正面に地蔵岳のオベリスクが眺められる。鳳凰小屋前で御座石温泉からの登山道が合流、鳳凰小屋は水が豊富で、裏手がキャンプ指定地になっている。

p053.jpg鳳凰小屋前テラス

第2日目

・鳳凰小屋~地蔵岳・観音岳・薬師岳を経て薬師小屋 5時間10分
・累積標高差 (+)648m (-)323m

 鳳凰小屋からシラビソの樹林が続き、露岩や深く掘れた登りにくい道から沢に出る。白ザレの斜面をジグザグに登れば、仰ぐ地蔵岳がいっきに大きくなる。
p057.jpg          地蔵岳 ダケカンバ帯を左に見ながら、白砂の斜面を登る。地蔵岳の基部にはダケカンバの立ち枯れ木が見られ、基部から見上げる地蔵岳のオベリスクは圧倒的なボリュームだ。 白砂が広がる宴ノ河原には子授け地蔵尊が何体も安置されている。子宝を願う人の気持ちが伝わってくる。


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  宴ノ河原と遠望に甲斐駒ケ岳        天を突く地蔵岳

p083.jpg      遠望に北岳宴ノ河原から深く掘れた道をひと登りでアカヌケ沢ノ頭に着く。南アルプスの盟主・北岳をはじめ、美しいピラミッドの甲斐駒ケ岳、天を突く地蔵岳のオベリスクがすばらしい眺めだ。 アカヌケ沢ノ頭から岩尾根を進み、小鞍部で鳳凰小屋からの道が合う。

p084.jpg赤抜ノ頭


p091.jpg      観音岳さらに前方のひときわ高い観音岳に向かう。広々とした白砂の鞍部を通り観音岳までは急な登りが続き、ひと汗流す地点だ。灌木の間を登り、岩尾根に出るとほどなく観音岳山頂に到着する。2840Mの観音岳は鳳凰三山の最高峰である。花岡岩が祈り重なった絶頂からは悠々とした白峰三山など360度のパノラマが展開する。

p125.jpg観音岳から富士山を望む

p136.jpg       薬師岳 薬師岳までは白砂の斜面に風化した花岡岩の岩場やカラマツ、ダケカンバなどが多く、歩きやすい尾根道が続く。北岳を右手に見ながら、展望に恵まれた稜線漫歩は気分爽快である。観音岳から40分ほど下れば平坦で広い薬師岳山頂に着く。p158.jpg       薬師岳小屋
 周辺は白砂の斜面に風化した花岡岩がバランスよく置かれ庭園を思わせる光景が広がる。目前の砂払岳との鞍部に薬師岳小屋がある。
p144.jpg         砂払岳薬師岳小屋から南に岩の積み上げたような砂払岳があり20分ぐらいで山頂に立つことが出来る。ここからの眺めは広大で八ヶ岳から富士山までが一望できる。この山頂で御来光を迎える。

p128_900.jpg砂払岳は八ヶ岳から富士山までが一望できる
p152.jpg朝陽に映える富士山

第3日目

・薬師小屋~青木鉱泉 4時間30分
・累積標高差 (+)82m (-)1690m

p166.jpg     樹間から富士山を眺めて 青木鉱泉へは、薬師岳山頂の東側に下山道がある。ハイマツの尾根をしばらく進み、すぐにシラビソの樹林帯に入る。登山道はしっかりとつけられているので迷う心配はない。p168.jpg     巨岩の御座石 展望のない樹林帯を下れば、目印となる巨岩が現れる。御座石と記された標識が立てられ、青木鉱泉まで2時間45分と記されている。
p169.jpg      中道のカラマツ林 この先、どこまでも続く暗い樹林帯を下れば、明るいササが茂る道からカラマツ帯に入る。林道を横切り、カラマツ帯をジグザグに下って中道登山道入口を示す林道に出る。林道を進み、標識に導かれて小武川を渡ればフィナーレの青木鉱泉に到着する。

コースタイム

青木鉱泉→(1:50)→南精進ノ滝→(2:30)→鳳凰小屋→(1:20)→地蔵岳→(1:10)→観音岳→(0:40)→薬師岳→(1:10)→御座石→(2:10)→中道登山道入口→(0:40)→青木鉱泉

map202.png※画像をクリックすると大きな画像で見れます。
danmen_01.jpg※画像をクリックすると大きな画像で見れます。