賽の河原の樹氷極寒の樹氷白銀の白駒池


■登山日 2010/02/04~05


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アクセス

 中央自動車道の諏訪ICから国道152号線(メルヘン街道)を通り堀地内の堀交差点を右折して191号線に入る。あとは、191号線を終点の渋御殿湯まで入る。ここの有料駐車場がある。ここからが登山口(トイレ有)

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a001.jpg     渋ノ湯温泉前登山口  道路状況も良く心配した凍結箇所も少なく予定時刻に渋ノ湯に着く。渋ノ湯から渋沢に沿って登り始める。前日の降雪、冷え込みでアイゼンの効きも良く肌を突く冷たい空気が身を引き締める。登山届けを出して渋川に架かる鉄の橋を渡る。


 渋沢の右山側を沢に沿って登る。途中、黒百合への分岐を通りやや高度を上げる。登るにつれて積雪も吹き溜まりは、2m程となっている。枝沢を渡りながら登っていく。
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    黒百合への分岐        傾斜のきつい場所のトラバース
a093.jpg      賽の河原 雪を付けた綺麗なシラビソの樹林帯の中を 雪を踏みしめる音がなんとも心地よい。樹林帯を抜けると中山と高見石の稜線に向かうカールの賽ノ河原下端に着く。大きな石のガラ場に雪があり無雪期より登りやすい。上部の樹氷がとても綺麗である。ここは下から吹き上げる風がとてもきつい所でもある。


a089.jpg厳しい寒さの賽の河原

 ここは一面が雪景色と樹氷がビューポイントだ!!。後方に中央アルプス、御嶽が望めるが雲でさえぎられていた。賽の河原は、長いロードでトレースもところどころ消えており赤布を目印に登る。ここいらあたりからが頑張りどころである。
untitled7.jpg       静寂の氷の樹氷風景 高見石へは途中から左の尾根に上がり込む。ここも吹き溜まりとなっている。雪のしまった箇所を探しながら登るもブラックボックスに落ち込むこともしばしばだ。上がりこむと背の低いシラビソの樹林に入る。高見石に通じる尾根である。
 しばらく樹林帯が続くとやがて高見石小屋の建物が現れる。このあたりの樹氷はまさに氷と樹氷の芸術の光景でしばし見とれてしまう。


 「ついたぞ~」みんなほっとした? やれやれの顔つきとなる。登りに2時間30分程度を要した。小屋の温度計は-10を指している。
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     高見石小屋         スノーシューイングに出かける
a044.jpg         青苔荘前 高見石小屋で昼食をとり高見石小屋からスノーシューを履いて白駒池で湖面を思う存分にスノーシューイングを楽しもうと準備をする。ちなみにレンタル料は、1,000円です。高見石から白駒池までシラビソの樹林帯で雪のない時期は、苔むしたゴロゴロの石も多く歩きにくい場所であるが積雪でトレースの幅も広くスノーシューには最適のコースである。楽しさのあまり青苔荘まで疲れも知らず快適な歩行で着いてしまった。


a058.jpg白銀の白駒池

a046.jpg        白駒湖面上から 湖を見たとき、夏の白駒池のイメージがあり、一面が白銀の白駒池を見たとき、その素晴らしい光景に圧倒された。前日より、降り積もった雪がスノーパウダーでノートラックの上を歩く感触が柔らかく雪煙をたてる。湖の中央に立つと自分がこの位置にいることが信じがたいほどに神秘的に感じた。


a065.jpg     パウダーのように舞い散る湖面に降りたみんな「すごーい、すごーい」の連発で、子どものように喜びを表していた。時を忘れて、いつの間にか童心に返って楽しんだ。
 楽しんだ後は湖畔の青苔荘で熱いコーヒーを飲んで至福の一時を過ごして高見石に戻る。


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  青苔荘で熱いコーヒー         美しいシラビソの林

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a072_2.jpg      高見石からの朝爽やかな朝
 朝、五時半に起床。小屋の玄関口の温度計が-14度を示している。霧が出て風も音を立てて吹く極寒の朝を迎える。朝食を済ませて6時40分、テラスからシラビソ越しに霧の中で太陽が昇る。静まり返ったシラビソの森の中、実に神秘的な光景である。コーヒーとパン(ロールパン3個づつ)の山小屋朝食をすませて高見石に登る。

a073.jpg白く輝く白駒池(高見石山頂から)

 頂からは、ガスと雲で浅間山、の眺望はできなかったが昨日、スノーシューイングで楽しんだ白駒池が白く輝いて見えた。
a085.jpg    ガスも晴れて賽の河原に下る
■楽しさとさようなら
 高見石小屋から樹林帯を抜け賽の河原に出るや強い向かい風で吹き付ける頬に痛みを感ずる極寒の体験。低い樹木も石楠花の葉もドライフラワーのように凍り付いている。

a090.jpg極寒の賽の河原を下る

untitled21.jpg    舞い散るダイヤモンドダスト
 賽の河原を通り過ぎ樹林帯に入るころ朝陽に輝くダイヤモンドダストを見ることができた。感動の一瞬である。


a110.jpg        渋ノ湯に下山
 樹林帯に入り風もおさまりほっとする。硫黄の臭いがすると渋の湯も近い。無事下山して渋の湯温泉にゆっくり浸かる。

untitled23.jpgさようなら八ヶ岳連峰

《1日目》 登山口(8:31)⇒黒百合ヒュッテ分岐(8:43)⇒上着脱ぎ(9:00/9:03)⇒賽ノ河原下端(9:57)⇒賽ノ河原上端(10:19)⇒丸山分岐(10:59)⇒高見石小屋 着(10:59)・昼食後シュノーシュー装着出発(12:20)⇒麦草峠分岐(12:45)⇒白駒池(12:50/13:18)⇒青苔荘コーヒータイム(13:20/13:35)⇒丸山分岐(14:20)⇒高見石小屋 着(14:25)・夕食(17:30)
《2日目》 高見石小屋 朝食(6:30)・高見石登頂(8:13/8:20)・小屋出発(8:28)⇒丸山分岐(8:30)⇒賽ノ河原上端(8:53)⇒賽ノ河原下端(9:02)⇒黒百合ヒュッテ分岐(9:45)⇒登山口(9:55)

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