Mountain climbing report  登山日:2011/08/13・14
■山行日記
累積標高差2200mを超える早月尾根を登り西面から剱岳を目指した。

第1日目(馬場島~早月小屋)

●歩行時間6時間30分
●累積標高差1480m(馬場島~早月小屋)
z_3d_map06_2.png 馬場鳥は「家族の森」として整備され、馬場島荘、管理所、キャンプ揚がある。途中に水場がないので水はここで入れて出発。車道の脇に大きな石碑が立ち、早月尾根入口の道標もある。平坦な道をわずかに行くと早月尾根の登り口だ。早月尾根末端から急登が始まるが、道はしっかりして歩きやすい。このコースは長い登りが続く。
 樹林帯の展望もない苦しい登りが続くが、やがてゆるやかになって平坦になれば標識とベンチが置かれる松尾平に着く。この先ひと登りした所が松尾奥ノ平と呼ばれる展望台だ。ここからブナクラ谷と猫又山から赤谷山が眺められる。
 1000mと書かれた標識を過ぎると200mごとに標高を示した標識があり、ひと休みの目印にもなる。登山道はここから木の根や岩の道が現われ、道幅もせばまり歩きにくくなる。時々、樹間から剱尾根、小窓尾根がかいま見られる。登路は尾根上を右から左へとからんでいく。登山道沿いには立山杉とブナの樹林が続き、眺望をさえぎっている。キワラ谷源頭部は崩壊のためやせた尾根で急坂が続く。1921mの三角点に着くと上方に剱岳本峰が望め、早月尾根が急登であることがよく分かる。
 細長い池塘が現れ、一時は平坦な歩きとなるが、すぐに急登に変わり、ようやく2100m地点の早月尾根避難小屋跡に着く。ここから早月小屋まで、高度100mを登る。展望が開け、ゆるやかに下ると早月小屋(旧伝蔵小屋)に着く。
 小屋の前は視界が開け、北に剱尾根、小窓尾根のゴツゴツした岩稜、そして南になだらかな大日連峰が見渡せる。

第2日目(早月小屋~剣岳~馬場島)

●山頂まで歩行時間3時間30分
●標高差800m(早月小屋-剱岳山頂)
 今日は剱岳に登頂し、下山するので早立ちとした。早月小屋からすぐに樹林帯に入り、尾根通しに右の立山側をからむ。小さなコブを越え、ナナカマドなどの低灌木の中につけられた道を登っていくと、クランク状に曲がった尾根に出る。
 森林限界をやっと抜けて、2500m峰に立てば展望がひらけてきた。左の池ノ谷側の斜面は草付になり、お花畑にもなっている。毛勝谷(けかちだに)源頭部のヤセ尾根を巻き気味に渡り、回り込むように登ると2600m峰に出る。ひと休みするにはよい展望の地である。ここから剱岳本峰までは足元も悪くなり、慎重に行動したい。
 ここから一度少し下り、エボシ岩の岩峰を左の池ノ谷側から巻き気味に登る。さらに岩稜となったヤセ尾根を池ノ谷側から登ると、獅子頭の岩峰基部に着く。鎖に助けられて左側から岩棚伝いに乗越し、次に力二のハサミ、これも左から巻き、梯子と鎖を使って岩稜を池ノ谷側から登ると白い標識のある別山尾根の分岐に出る。ここからは広い岩稜を登ると剣岳頂上だ。
 展望を楽しんで往路を馬場島まで下山する。
●下山歩行時間6時間30分

p0072.jpg※マップをクリックで大きな画像で見れます。
9002_map.jpg※画像をクリックで大きな画像で見れます。


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試練と憧れの碑
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早月小屋
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室堂と薬師岳
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カニのハサミ      クサリ場
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獅子頭
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山頂から八ツ峰
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山頂から白馬



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