名瀑の庵座ノ滝ルートで、アルペン的コースで釈迦ヶ岳(1,092m)に登る!!
 朝明渓谷から鈴鹿でも一級の名瀑「庵座ノ滝」を通り釈迦ヶ岳に登り、猫岳に縦走して羽鳥峰を通り下山するルート。このルートはアルペン的な登高が満喫できる鈴鹿でも代表される名コース一つ。

登山日:2016/04/24

朝明公園駐車場

 駐車場から登山口案内板に沿って登山道に入る。朝明テントバンガロー村に向かう。途中山腹を巻いて朝明テントバンガロー村に下りる。

登山口

山腹の道

バンガロー村

 バンガロー村の間をぬけて沢を渡って本格的な登山道が始まる。

庵座ノ滝と中尾根の分岐

渡渉

灌木に包まれた道

 谷の左側に付いた山腹道を高巻きながら、ガレ脇や沢を、登りきると(登山口から約1時間)正面に庵座の滝が見えてくる。

ガレ場

岩場を登る

庵座ノ滝

 小峠に出ると正面に落差40mの鈴鹿きっての名瀑の轟音をあげる豪快な庵座ノ滝が見えてくる。庵座滝を高巻きして登りその先の沢に降りた後、沢中の岩を踏んで歩くとゴーロ状の岩ガレが谷を含めて三叉になる。

滝を高巻きで登る

ガレ谷

三段の滝

 庵座滝を急な高巻を登るが道が荒れてスリップに注意して登りあがる。谷はやがて二俣になり、右の本流に入るとすぐ三段の滝に出る。滝の上は穏やかな樹林帯となる。

ガラ場の登り

足場の悪い急登

急斜面の登り

 ゴーロ状の岩ガレの谷を行き、見上げるような斜面に取りつき、手足を使って連続する急斜面や岩盤をよじ登ると展望が開けて大蔭とよばれる大崩落地がありその光景に息をのむ。鈴鹿には珍しいアルペン的な風景です。

ガラ場の登り

大蔭のガレ

御在所岳を望む
御在所岳を望む

急斜面の登り

 さらに急登を登りあがると、ようやく松尾尾根からの道と合流し、展望は開けた松尾尾根ノ頭のピークに出る。

ササ道の急登

松尾尾根ノ頭

釈迦ヶ岳山頂

 松尾尾根ノ頭から釈迦ヶ岳へはササと灌木の平たんな尾根でハト峰の分岐を過ぎると釈迦ヶ岳の山頂に着く。展望は東方面のみで灌木で遮られている。山頂からハト峰の分岐まで戻り猫岳に向かう。

釈迦岳への尾根

ハト峰の分岐

釈迦ヶ岳から猫岳へ

 釈迦ヶ岳からハト峰分岐を右にとり灌木の中を下る。やがて開けた稜線歩きとなる。荒々しい大蔭など景色を楽しみながら猫岳に登りあがる。

荒々しい大蔭

アセビ

猫岳山頂

 猫岳から朝明渓谷から伊勢平野の、東方の展望も開けて、ササ草原が多く分岐もない一本道を幾度もアップダウンを繰り返して白滝谷分岐に向かう。

開放的な尾根

ササ草原の道

白滝谷分岐

 白滝谷分岐(愛知川へ降る)を直進し、朝明渓谷分岐を分けて山腹を抜けると羽鳥峰に着く。

癒されるミツバツツジ

朝明渓谷分岐

羽鳥峰

 砂ザレが富士形に盛り上がた羽鳥峰に着く。羽鳥峰から峠を左に折れて朝明渓谷に向かう。

羽鳥峰峠

岩ガレの道

堰堤越え

 峠から岩の多い道を降り堰堤越えして林道に合流する。荒れた地道が舗装路に変わり、朝明川に沿った行楽地風の道を歩いて駐車場に着く。

なわだるみ堰堤

公園

 
 ■コースと時間
朝明駐車場→(1:00)→庵座ノ滝→(1:40)→松尾尾根ノ頭→(0:10)→釈迦ヶ岳→(0:40)→猫岳→(1:10)→羽鳥峰→(0:50)→朝明駐車場