鈴鹿南部の岩峰の鬼ヶ牙山から周囲の雄大な展望を眺めなられる御所平と岩峰と雄大な稜線が楽しめるルートです。

 登山道入り口は『せきすいけいばし』手前を安楽川に沿って入るとすぐ右手の雑木林の山道へ入るが小さな登山口案内板がある。

せきすいけいばし

登山口

遠望に仙ヶ岳

 始めは踏み跡が薄くて少し解りにくいが、左右の谷に降りない様に『注意』。やがて尾根の踏み跡に出る。周囲の展望も次第に開けて、尾根の周辺は二次林に松が混じり、花南岩が風化して砂ザレになった路面が多い。

灌木の尾根

砂ザレ場

臼杵岳

ザレ場の登り 

鬼ヶ牙分岐

鬼ヶ牙山頂(488m)

 北上しながら砂ザレのピークをすぎて尾根を離れて右手の山腹へ急降下する分岐に出る。鬼牙分岐を東へ回り込み、再び尾根に乗ると急に歩きにくい岩尾根になる。固定ロープで岩峰のピークを乗り越えた後、キレット(崖)脇から急登して鬼ケ牙(北峰)に着く。北峰・南峰・東峰とあり北峰が最高点。北峰から、南へ尾根を下って登り返すとすぐに南峰に着く。展望がとても良い。 

鬼ヶ牙山頂から東峰と安坂山町を望む

南峰

南峰の岩頭 

南峰から鬼ヶ牙を望む

鬼ヶ牙から長坂ノ頭へ縦走

長坂ノ頭への尾根

 長坂ノ頭には、鬼ケ牙の分岐からしばらくヤセ尾根が続く。鞍部を過ぎた辺りで大きな岩壁に当たる。これを左に巻き、急登を越えると広い緩やかな尾根道になる。ガレ場を左に見て緩やかなピークで左折すると、再びヤセ尾根の急登になり、登りきると長坂ノ頭に出る。

長坂ノ頭(610m)

岩場の尾根

長坂ノ頭尾根を小太郎峠に

小太郎峠 

やせ尾根

崩壊地への登り

 長坂ノ頭の分岐を過ぎて狭い稜線上進むと右の深いガレと、左手の小太郎谷源頭部のカール状の草原を抜ける。深いガレから左に折れるがこの辺りに茸谷の分岐があるがはっきりしない。

正面に御所平

 鞍部に出て御所平南峰分岐に向かっての急な登りとなる。分岐から右に折れて直進する。前方に御所平のピークが望める。ササ草原から疎林に入り、御所平山頂に近ずくと、周囲の雄大な展望が広がり山頂に着く。山頂からの展望はよく鈴鹿山系が一望できる。

御所平主尾根

御所平

御所平から鈴鹿連峰を望む
御所平から鈴鹿連峰を望む

大石

ベンケイ分岐

舟石の展望

臼杵岳

 御所平から大石まで戻り舟石を過ぎるとすぐにベンケイへの分岐になる。臼杵岳には南に折れるようにして進む。鞍部まで降下する。東側がガレ場になっていて展望が開ける。植林帯の中を登り返しガレ場の縁を通りしばらく進む。ピークの尾根に向かって登ると臼杵山と臼杵岳の分岐があり右に折れて登ったピークが臼杵岳だ。

臼杵山

自然林の急傾斜 

白岩・杵岩

下山口

 臼杵岳から分岐まで戻り右に折れて臼杵山には、尾根道を鞍部まで下り登り返したところのピークが臼杵山である。臼杵山からヤセ尾根を少し下ると大きな岩が重なり合った「白岩・杵岩」にでる。ここ尾根筋から山腹道へと急降下し、ひたすら急降下を降りる。やがて平坦な谷沿いの道になると間もなく船橋林道の分岐に下りつく。 

■所要時間

鬼ヶ牙登山口→(1:40)→鬼ヶ牙→(1:50)→長坂ノ頭→(1:50)→県境尾根→(0:35)→御所平南峰分岐→(0:15)→御所平差高峰→(0:55)→舟石→(0:55)→臼杵山→(0:50)→船石林道分岐