水晶岳(954m)・金山(906m)・羽鳥峰(823m)(鈴鹿)

 朝明渓谷から鈴鹿の県境の稜線を縦走。

水晶岳(954m)・金山(906m)・羽鳥峰(823m)

■登山日:09/11/05(晴)

登山口

三重県四日市市菰野町千草
 アクセス:東名阪自動車道の四日市ICから国道306号に入り朝明渓谷の道標を見て西に折れ、7キロ程走ると朝明ヒュッテ前の広い駐車場に着く。ここは有料駐車場で金額、500円である。

山行記


   朝明砂防学習ゾーン          望山荘
 朝明渓谷を登山口として根の平峠、中峠、羽鳥峰と3本のルートがある。今回は羽鳥峰から左回りの周回縦走コースとする。朝明ヒュッテ前駐車場以降は、駐車スペースがなくここヒュッテ前駐車場を利用してここから林道を登るのが良い。林道を15分程歩くと望山荘の入り口の看板がある。さらに林道を進むと中峠登山道口がある。

    羽鳥峰登山口           文化財石碑
 左に折れると中峠に通じる。羽鳥峰には、さらに荒れた九十九折りの林道を登る。やがて文化財の石碑があり羽鳥峰への案内板がある。旧道との分岐となるが林道経由羽鳥峰の案内板に沿って登る。

         崩壊地


 林道は至るところが崩れて、08年9月2~3日の集中豪雨の爪痕を残している。落石を覆う防護壁を通り涸れた沢を渡り登りあがると釈迦ヶ岳との分岐に出る。

       白い砂礫質の羽鳥峰

 左に折れて進むと『朝明富士』とも呼ばれる砂礫質の白い裸地が山間に映る、可愛いい小山の羽鳥峰がある。砂礫質の白い羽鳥峰の頂きに岩がある。ここからの釈迦ヶ岳の展望がよい。羽鳥峰の小山を下りると羽鳥峰峠となる。明るく広々とした羽鳥峰峠は、釈迦ケ岳や愛知川等四方に登山道が交差している。羽鳥峰峠から金山に向かうに砂ザレ道を登るが足元のスリップに注意したい。登りきると追悼ケルンがある。

展望のよい尾根道

   金山山頂・遠望は釈迦ヶ岳

 ここから展望のよい草地やザレた溝道を下り深い笹とツツジ科の雑木が茂る稜線を登ると金山になる。山頂は北側が切り開かれて釈迦ヶ岳方面のパノラマ展望が楽しめる。金山の樹林を過ぎて展望のよいガレから尾根を巻きブナの木が多い自然林を下ると中峠に着く。ここは朝明渓谷と愛知川ヘ降る踏み跡が、東西に付いている峠である。

    金山から中峠に           中峠

       深い溝道

 中峠から水晶岳には標高110mほど雑木の多く深い掘割道を登る。笹の切り開きの道から深い溝道を進むとT字路があり水晶岳には左折してすぐに無人観測所のある山頂に着く。鈴鹿の主峰である雄大な御在所岳を一望することができる。残念なことにここの三等三角点(954.11 m)支柱が掘り抜かれたままとなっている。

  無人観測所のある水晶岳      山頂から御在所方面

        根の平峠


 水晶岳からT字路に戻り右に折れて笹と潅木に囲まれた溝道の急な下り道を下る。小広い空地に四方から登山道が交差する根の平峠に着く。根の平峠から左に折れて岩だらけの涸れ沢道を急降下する。やがて沢沿いとなり堰堤で涸れ沢の渡渉を繰り返しながら下りる。

  根の平峠から伊勢谷を下る       伊勢谷を渡る

    朝明渓谷から稜線を望む


 やがて林道となるが林道が崩壊して登山道が新しく整備されているので踏み跡に従い下ると林道と合流する。やがて望山荘の前に車止にでる。少し歩くと朝明渓谷ヒュッテ前に通ずる林道に出るので左折して下ると朝明渓谷ヒュッテ前駐車場に着く。
 

 


 
コースと時間

●コースと時間
登山口P(8:31)→なわだるみ堰堤(8:39)→木橋(9:20)→羽鳥峰(9:30/9:36)→羽鳥峰峠(9:38)→ コル(9:50)→金山(10:13/10:35)→中峠(10:52)→水晶山(11:15/12:07)→根ノ平峠(12:25)→最上部堰堤(12:46)→旧千種街道登山口(13:06)→望山荘(13:09)→望山荘分岐(13:13)→中峠分岐(13:21)登山口P(13:24)

 

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