登山口は「卯の花街道」の猪臥山トンネル南入口手前に広い駐車場がある。そこには、猪臥山散策道入り口の山頂まで5Kmの案内看板がある。右周りコースで登る。

　ブナ、ミズナラ、コナラ、カラマツなどの自然林の中を整備された道を登る。P1,285までやや急登の九十九折の道を登る。要所要所に山頂までの
距離案内板が設置されているので道に迷うことはない。高度を上げるにつれて道はツガやササの切り株に足がとられやすい。また樹林帯で遠望はない道である。登山口から2時間余りで展望台（1,456ｍ）につく。

　展望台から山頂までは、1㎞ぐらいでダケカンバや背丈のあるササの切り開かれた道を少し下り大きく登り返すと開けた二等三角点の山頂に出る。山頂には「山の神」の祠がある。この山頂からは360度見渡すことが出来る。北には白木峰の山々が、東には御岳、乗鞍、笠ヶ岳、黒部五郎などなどの山々が望める。

　「山の神」の社から東に進み一旦下り展望台を通り山頂から130ｍぐらい下り尾根分岐まで85ｍほど登り返す。結構なアップダウンである。尾根分岐から一旦60ｍぐらい下りアンテナの立つピークに65ｍほど登り返すとNTTアンテナのある林道に出る。

　NTTアンテナの林道をしばらく下る。途中にガードレールの高塀があり九十九折の林道を下っていくと途中の曲がり角に登山道に入る案内板があり見落とさぬように注意して入る。自然林の中に入り道も歩きやすい道となるがここから標高差400ｍぐらい急降下となる。

　ブナ、ミズナラ、コナラ、ハルニレなど自然豊かな森の中で疲れを忘れさせてくれる。やがて林道に出会う。林道を進むと県道の卯の花街道「きりこし橋」にでる。その後、卯の花街道を10分ぐらい北上すると登り口の広場に着く。このコースの周回の沿面距離は約10.2kmある。