竜ヶ岳 1099m

■登山日 2010/09/19
アクセス

 三重県北部の大安町に入ると、どの道にもしっかりと道標が出てくるので『宇賀渓』に向って行くと広く良い道が宇賀渓の入□迄続き、売店脇に広い有料駐車場がある。トイレ有


    登山口の駐車場

 駐車場から店の間を抜けて実に進み、北河内橋を渡ると植林と渓流の間を行く林道歩きとなる。テント村へ渡る青い橋を過ぎ、木の間越しに川の瀬音を聞きながら、湿気の多い地道を歩くうちに林道が終り、その脇に立つ『裏道登山道入□』の標識を見て、右に付いた山道へ入る。

      山道へ入る案内板

 植林下の道は最初からかなりの急登で、小岩も多く歩きにくい。右手に深い谷を見て歩き、遠足尾根に向う分岐を過ぎると、左に寄って山腹道となり、少しずつ谷へ近ずいて行くが、道幅が狭いうえにガレや急崖が多く、崩壊した路面に渡した丸太橋もあって慎重に歩く。

木道の吊り橋

      渡渉の繰り返し

 ホタガ谷と出合い谷沿いの道となり丸太橋を踏んで渡渉を繰返したり渡渉を繰り返したりして「分レ滝」を過ぎて、やがて道脇に笹が現われ、杉林がコナラ等の細い広葉樹に変るうちに、樹林が途切れて周囲が明るい笹原の溝道になる。溝道を登りきると、右手から延びてきた遠足尾根との分岐に出る。

      明るい鞍部のササ道

 鞍部から県境縦走路の分岐に出るとイブキザサの波打つ中を左折して山頂へ向う。立木のない笹原の中に、蛇行した踏み跡が、山頂迄一本道で続く様子が一望出来る。のどかな散策気分で、緩い傾斜道を登りきると明るく開放的な山頂に着く。頂上は笹を丸く切開いた空地があり、二本柱の大きな標識が立っている。笹の頭上越しには、四周へ展望が開き雄大な景観が拡がっている。

山頂に続くササ草原の道

竜ヶ岳山頂から

 

   ササ草原を石榑峠に向かう

 山頂から南の石榑峠へ降る道と、東のヨコ谷ヘ向う中道がある。帰路は西の石榑峠に向かって表道を降りる。しばらく平坦な遊歩道風のササ道が続く。道脇左手の深いガレを過ぎると、細い踏み跡の急降下となる。やがて巨岩の積み重なった『重ね岩』に出る。

          重ね岩


 岩で登り遊んだ後、深く掘れた岩の溝道を降る。ザレ場を通り溝道を急降下すると国道の石榑峠に出る。現在この国道は通行止めとなっている。

最後のクサリ場

      岩場を降りて石榑峠に


 しばらく国道を通り小峠に向かう。大きなブロックを抜けると小峠に着く。小峠から宇賀川の上流堰堤に向かって下る。堰堤が過ぎてから右の尾根道の急登を登り上がる。岩のピークを過ぎて砂山に向かう。緩い上り下りを繰り返してやがて急な降り道となる手前から左に入るとすぐ砂山である。砂山から尾根道を下るが脇道が多くバス停の案内に従って下ると宇賀峡の駐車場のある売店の横に出る。

宇賀峡駐車場に下山


 

コースとタイム

登山口P(8:30)→鞍部(10:45)→山頂(12:10/13:05)→重ね岩(13:30/13:40)→石榑峠(14:10)→登山口P(16:30)


 
 

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