大日ヶ岳から鎌ヶ峰を眺めるとエッジが鋭く立つ容姿で見るから登頂意欲をそそる。大日ヶ岳から南西に派生する尾根を勾配-34.6%の急傾斜を200mほど一気に下る。北西斜面は潅木斜面であるが南東斜面は前川谷に鋭く切れ落ちて雪庇もあり出来る限り北西斜面の潅木に沿ってルートを取る。小さな起伏を超えて少し登り返すと北西(右)に派生する尾根と合う。ここから最低鞍部に勾配-62%の傾斜を45mほど下って最低鞍部に着く。最低鞍部からは少し緩やかな登りとなるがすぐに勾配34%の急傾斜となりここを登り上がると鎌ヶ峰に着く。弱層の亀裂もあり足元には十分な注意が必要である。
鎌ヶ峰で眺望を楽しみ大日ヶ岳に往路を戻る。
大日ヶ岳から天狗山には北西に派生する尾根を行く。大日ヶ岳から最低鞍部まで途中に起伏があるが勾配-27.1%の傾斜を500mほど降りる。北東面に雪庇があるが鎌ヶ峰ほどの傾斜も無くさほど気になることもない。最低鞍部からP1659には勾配34.1%の傾斜で結構ダイナミックな登り返しになる。P1659から天狗山を望むことが出来る。ここから左に折れて更に尾根に沿ってアップダウンを繰り返して天狗山に着く。大日ヶ岳を望むと結構遠くに感ずる。あいにくの天気で石徹白方面の山々を望むことが出来なくて残念だ。帰路は往路を戻る。