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ワンポイントアドバイス(1)
「安全登山のために」 『登山知識』
●山の高さの影響
100m高くなると気温が0.6度下がり、風速が1m増すごとに体温が1度低くなる
●登山者の能力
十分な装備も必要だが、経験・技術・体力があってこそ生かされる。
●人間は夜目はきかない
日が暮れると行動能力が極端に低下し、道迷い、転落などの危険性が増し、歩行速度が極端に低下します。必ず両手使えるライトの用意を。
●転落と滑落についての注意
前屈みやへっぴり腰は事故の元、草付や雪渓は尻を付いて滑らないように、全ての事故の元は過労から、登り1/3 、下り2/3の力配分が必要
●道迷いについて
登る前に正確な地図で登山道や周囲の状況把握を、下りに特に注意。迷ったと思ったら出発点に戻ること。
●落石についての注意
雪渓や岩壁の下、ガレ場では落石に注意、特に雪渓や草付きの落石は音がしないので、雨具やヤッケ着用時は最大の注意を。落石に気付いたら
大きな声で周囲に知らせること。
●徒歩時の注意
膝より上の水深の徒歩は避けるのが無難、杖をついて流れを横から受けてすり足で。
天候への対処
●雷
雷の接近を感じたら(髪の毛が逆立ったり、耳のそばで異常音が聞こえたり)出来るだけ早くまわりより低い場所に避難すること。
●風・雨・みぞれ
春や秋の山では、気温が低下すると、雨がみぞれに変わります。雨に濡れ風にさらされると急激に大量の体熱を奪われ、体温が低下し短時間の
うちに体が動かなくなり、疲労凍死する危険が生じます。風雨の中でやむを得ず行動しなければならないときは、早めに行動変更してもっとも
安全な場所に避難すること。
差が出る歩き方(コースタイムの目安)
●登山道の標準的な勾配が二十度という基準で観察、「20度の登山道」を、1キロ先で300メートルを登るという勾配(30%勾配、約17
度)に置き換えて、とりあえず1時間で登ると仮定してみる。「時速1キロ」が登山道の歩行スピードということになる。ちなみに平地の道な
ら1キロ進むのに15分
(日本の山は30度から40度の斜面によって平地から持ち上げられている。)
「安全登山のために」登る為の準備
●低山歩きを数多くやろう
今年の夏、北アルプスに行こうと計画したら、春から山歩きを始めて順次高度と距離を延ばし、夏に最高の体力を持つことができるよぅにもっ
て行くと同時に、これらの山旅て、山に対する諸々の勉強をしよう。歩き方、地図のよみ方、天候の見きわめ方、食料計画、雨具のこと、靴の
こと、その山行に必要な装備の準備など学ぺることがたくさんある。
●計画の立て方
計画はできるだけ早い方がよい。そして例えは次のような順序で考えて行く。
●山とコースの選定、研究、決定
ではもちろん予算、休暇日数、体力、そして経験の深さが基準になろう.
●日時の決定
では各人の都合の他に季節や天候の問題が入る.
●リーダーとメンバーの決定
では足並を揃えるという点に眼目を置こう。そして経験の深い年長者をリーダーに選びたい.
●役割の決定
各自の仕事の分担を決めることであ る。
●準備
山登りに必要な品物は、いろいろな本に書いてあるから参考にすれほよいが、そのままではなく自分達の体力や日数に応じて適当に取捨選択し
ないと、結局あれやこれやと考えすぎて、荷物バテになったりすることがある。共同装備、傭人装備など重複しないようリーダーが決定し、点
検するとよい。
※登山装備チエックリスト表
ダウンロードしてお使いください
●出発直前に
いま一度装備の点検を行ない健康状態をたしかめ、行動予定表を書いて留守の者にあずけ、最終天気予報、気象通報て出発を決めることにな
る。
●登山届は忘れずに
※登山届書
ダウンロードしてお使いください
●行動中の注意
リーダーとメンバー行動中の一さいの責任はリーダーが持つことになるので、リーダーは全員の健康状態を注視し、ペースを 揃え、コースを
選定し、天候に注意してパーティをリードしなけれはならない。メンバーはリーダーの統卒にしたがい、またできるだけリーダーをたすけ、積
極的に協力して、いやしくもリーダーが疲労のため行動に難渋するようなことのないようにする。
●行動
一日の行動は早発早着を原則として行なわれねばならないが、しかもただがむしゃらに歩くばかりでは音味がない。よく眺め、よく学をつけ、
幅広い行動を持ちたいものである。楽しい行動の基は第一に和であること、それを忘れてはいけない。
●モラル
山のモラルはいろいろいわれるが、要するに「他人のいやがることをしない。他人の楽しさを損わない」につきると思う。自然の保護も、車
中、山中での礼儀もこの言葉に包含されるのてある。
●痍気・怪我・遭難
リーダーはこれらの事態が発生したら、一応行動を中止し、冷静に善後処置の方法を考えてから次の行動に移らなくてはいけない。最悪の場合
は最寄りの小屋に二人以上の連絡員を出して応援を乞わねばならないだろうし、同時に救難信号を発せねばならない。山行前から山日記などを
研究し、不時の場合にあわてぬようにしておきたい。

