上高地散策

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上高地

■ほとんどの人が写真や絵で見たことのある風景、そして一度は行ってみたいなと思うところ。それが上高地の中心、河童橋のほとりである。緑のみずみずしい初夏は、一年を通して最も上高地の美しい時。

■上高地 梓川はまったくすばらしい谷を開いたものです。穂高の岩峰と霞沢岳・六百山の間に日本には他に比べる対象のないような美しい谷をきり開いた。槍ヶ岳や穂高の雪渓から滴り落ちる清らかな水を集めて滝のように流れ落ちてきた梓川は、上高地に来てはじめてその水勢をゆるめ、白樺やカラマツや化粧柳の茂つた谷あいをしばし憩うかのように静かな瀬音をたてて流れる。
 まぶしいような白い磧の中を曲りくねりながら流れる水晶のような水、そのほとりから仰ぐ穂高や明神岳の雪、すべてが清浄そのものだ。昔の人が神河内と表現したのも当然に思える。

大正池のほとり

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大正池1          大正池2        大正池3
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大正池4          大正池5        大正池6


 梓川の清流をせき止めてこの湖を作ったのは、北アルプス唯一の活火山の焼岳だ。大正4年6月6日の噴火で押し出した泥流が、上高地をより魅力的にしたこの美しい湖を生んだのである。湖面に投影する岳川谷の残雪、明神から西穂にかけての岩稜、荒涼とした詩情をたたえる湖中の枯れ木など、この絵のような湖も、最近は梓川がもたらした土砂のため年々浅くなってきており、その行く末が案じられる。

田代池のほとり

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田代湿原          田代池2        田代湿原
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田代池4          田代池5        田代池6


 焼岳の噴火で千丈沢がせき止められてできた湿地帯。原生林の中にポッカリと開けた浅い池で、夏にはシャクナゲやイチョウバイカモが咲き、霞沢岳や穂高の眺めが素晴らしく、小さな池でありながら、穂高を映すこの池は、大きな絵をなしている。


明神池のほとり

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明神池          明神池        沢とニリンソウ
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 明神橋から梓川       明神への道       ニリンソウ


 上高地には大正池、田代池、明神池の三つがあるが、その中で最も小さいのが明神。宮川池とも呼ばれたことがあるが、明神岳から押し出した岩石が梓川をせきとめてできたもの。うっそうたる森に囲まれ、大小の岩石を配した池は自然の造園の妙きわまれりといった感。
 池のほとりに穂高神社奥宮、ュ―スホステルでもある「山のひだ屋」嘉門治小屋があり、有名な山案内人だった嘉門治の記念碑もその小屋の前にある。河童橋から約一時間、道もいいし静かな林間の逍遙もまた楽しいものだ。嘉門治小屋での岩魚はまた格別です。

 上高地には、大正池、田代池、明神池の三つがあるが、その中で最も小さいのが明神。宮川池とも呼ばれたことがある。

徳沢の牧歌

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徳沢1          徳沢2          徳沢3
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徳沢4          徳沢から前穂        梓川


 上高地プロムナードの終点は、まず徳沢とみていい。大滝山から流れてくる徳沢と梓川との出合いに開かれた細長い盆地で、戦前には南安曇郡の牛馬が徳本峠を越えてきて、夏から秋までこの盆地に放牧され、牧場小屋もあつた。
 徳沢牧場は昔の夢となったが、今では上高地から追いあげられてきた登山者の牧場と化し、牧舎は近代的な山小屋に変った。大滝山や蝶ヶ岳への登山基地でもあり、一般の観光客もここまでなら気軽に散策に来られる。

 ハルニレの大樹があちこちに立ち、四季それぞれを美しく自然豊かな四季の情景を見せる上高地プロムナードの終点。