針ノ木岳 2,821m
白馬大雪渓、剣沢雪渓とともに日本三大雪渓のひとつ、柏原新道から秀峰、針ノ木岳に
■柏原新道から針ノ木岳に
2008/08/22・23
柏原新道登山口 柏原新道は扇沢からしばらく車道を戻り鉄橋を渡って柏原新道の登山口に。広い沢をしばらくすすみ右の尾根に取り付き樹林の中をジグザグに登る。左下には立山黒部アルペンルート扇沢駅と駅前の大駐車場が見えている。
柏原新道から針ノ木岳その上に眺められるのが縦走する針ノ木岳からの稜線。高度が上がるにつれ、扇沢駅がどんどん小さくなる。
鳴沢岳と岩小屋沢岳尾根

ひと息入れたくなる頃、ケルンの立つ箇所に出る"休憩"このケルンから左上方に稜線を眺めながら登ることになる。種池山荘の赤い屋根も見える。ここから山腹を直線的に登り、ケルンから30分 登山道流失となった所ほどで石の道に変わる。種池山230荘はずっと見えているのだが、なかなか近づいてくれない。今まで見えていた種池山荘が視界から消えると登山道流失となった所で注意しながら歩くようにしたい。ここをクリアするとちょっと勾配の強い道になる。階段が目の前に現われたらそこを登りきった所が種池山荘だ。
種池山荘
種池山荘前にはベンチが置かれ立山連峰の姿が印象に残る。 種池山荘から西の棒小屋乗越に向かう。このあたりはお花畑が見られる。岩小屋沢岳までは右に立山連峰・剱岳の素晴らしい眺めが対面に見られて疲れを忘れる。
種池山荘・新越山荘
立山連峰
西の棒小屋乗越から剣岳岩小屋沢岳ピークから新越乗越に下ったところに新越山荘である。こじんまりして改築された山荘である。
手前が鳴沢岳から針ノ木に 朝から曇り空で雨がいつ降り出してもおかしくない天気。風が強くガスが出て稜線歩きには注意を要する。新越山荘から鳴沢岳には、岩稜の登りで山頂は狭い。鳴沢岳から赤沢岳は吊尾根のような稜線の道でアルペンルートのトンネルが通っているのはこのあたり。強風とガスで慎重に通過する。
スバリ岳方面 赤沢岳山頂からは、黒四ダムが眼下に見下ろせる。赤沢岳から登り下りの続く稜線で左側(扇沢方面)は鋭く切れ落ちたような崖になっている。
見下ろす黒部湖岩場の下降時の落石には注意が必要(梯子や鎖はない)。スバリ岳は黒部湖に向かって荒々しく崩れたようになっている。岩稜を少し下って岩峰の信州側を巻き小さなピークを越える。
スバリから針の木に向かう岩稜をマヤクボのコルに下る。(強風で耐風姿勢をとりながらの通過)ここマヤクボのコルから針ノ木岳には、標高差160m程、石の多いガラガラの急登を登りあがると針ノ木岳。
スバリ岳山頂 あいにくの天候で展望が望めなかった。針ノ木乗越まで扇沢側の赤茶けたガレ場を通り下り降りると針ノ木小屋に着く。
針ノ木岳山頂たいした雨にも降られなかったが強風で度々耐風姿勢で時間をとられる。午後2時ごろ雷雨となる。
針ノ木乗越から鹿島槍ヶ岳 昨夜は大雨で朝方まで降り続き5時ごろようやく雨もあがり槍ヶ岳や鹿島槍が眺められるほどに回復する。雪渓下の沢の増水を気にしながら出発。針ノ木峠から雪渓まで急降下でスイッチバックしながら下る。
針ノ木雪渓 雪渓の始まりでアイゼンを装着。傾斜のきつい所もあり注意が必要。雪渓はノドに向かって扇状になっている。昨日の大雨でベンガラもはっきりしない。また所々クレバスがあり確認しながらクレバスを横断。
ノドノドのあたりを過ぎて雪渓が終わり沢の右側に取り付く。昨日の大雨で増水のためペイントにこだわらず浅瀬を探して左岸に渡る。(浅瀬がなかなか見つからずスリングを使って渡る。)その後、扇沢までの沢は水量もなく安全に渡ることができる。
針ノ木岳を振り返る
大沢小屋前

針ノ木岳縦走コース
一日目:柏原新道登山口⇒種池⇒岩小屋沢岳⇒新越山荘(5h30)
二日目:新越山荘⇒赤沢岳⇒スバリ岳⇒針ノ木岳⇒針ノ木小屋(4h30)
三日目:針ノ木小屋⇒大沢小屋⇒扇沢(4h10)


