山岳用語集


| 山岳用語集のトップ | 管理用 |

あ行

| アース・ハンモック(あーす・はんもっく) | アーミー・ナイフ(あーみー・ないふ) | アイス・カーテン(あいす・かーてん) | アイス・キャップ(あいす・きゃっぷ) | アイス・クライミング(あいす・くらいみんぐ) |
| アイス・ピラー(あいす・ぴらー) | アイスバーン(あいすばーん) | アイスフォール(あいすぶぉーる) | アイゼン(あいぜん) | アウター(あうたー) |
| あぶみ(あぶみ) | 天蓋(あまぶた) | アルバイト(あるばいと) | アルパイン・クライミング(あるぱいん・くらいみんぐ) | アルピニスト(あるぴにすと) |
| アルペングリューエン(あるぺんぐりゅーえん) | 鞍部(あんぶ) | 石突き(いしつき) | 一本立てる(いっぽんたてる) | インゼル(いんぜる) |
| インナー(いんなー) | インナー・ウェア(いんなー・うぇあ) | 右岸(うがん) | 浮き石(うきいし) | 馬の背(うまのせ) |
| 雲海(うんかい) | エイド・ルート(えいど・るーと) | エイト環(えいとかん) | エクスプロレーション(えくすぷろれーしょん) | エスケープ(えすけーぷ) |
| エスケープ・ルート(えすけーぷ・るーと) | エッジ(えっじ) | エッセン(えっせる) | FC(えふしー) | オーバーハング(おーばーはんぐ) |
| お花摘み(おはなつみ) | ピーク・ハント(おぴーく・はんと)
・アース・ハンモック(あーす・はんもっく)
植物に覆われた地面が周囲より数十センチ盛り上がる現象。芝塚。

・アーミー・ナイフ(あーみー・ないふ)
ブレード(刃)の他、いろいろな道具(缶キリ等)が付いた多目的ナイフ。スイスのビクトリノックスやウィンガーが有名。スイス陸軍が初めてビクトリノックスを正式採用し、その後スイスアーミーナイフとしてアメリカ陸軍が採用し有名になった。登山ではあまり多くの機能が付いている物は重いので使われない。

・アイス・カーテン(あいす・かーてん)
幕氷岩壁。

・アイス・キャップ(あいす・きゃっぷ)
氷帽。山頂に出来る氷の帽子。

・アイス・クライミング(あいす・くらいみんぐ)
専用のピッケルとアイゼンを駆使して登る。アイス・クライミング用のアイゼンは前歯(出歯)が4本有り(合計14本)、爪先で氷に立てる様になっている。

・アイス・ピラー(あいす・ぴらー)
氷で出来た柱。氷柱。

・アイスバーン(あいすばーん)
雪が氷の様に固まって、一枚の板の様になっている状態。スキー場や道路、尾根沿いでも使われる。

・アイスフォール(あいすぶぉーる)
氷河地帯の、氷のブロックやクレバス(裂け目)がたくさんある場所。危険な場所であり、通過するには細心の注意が必要。

・アイゼン(あいぜん)
鋭い金属の爪がついたスリップ止めの金具。登山靴の底につける。

・アウター(あうたー)
外側の意。外側に身につける物。主に防風、防寒着のこと。「−ジャケット」・インナー

・あぶみ(あぶみ)
短めの縄ばしご。オーバーハング通過時の足場として使用する登攀用具。通常、3〜4段程度のものを使用する。

・天蓋(あまぶた)
ザック上部に付いている雨や雪が中に入らないようにしたフタ。普通、ポケットが付いていて小間物が入れられる様になっている。

・アルバイト(あるばいと)
高さをかせぐために登る行為をさす。重荷や急登で多大な労力を消耗するようなときに使われる語。

・アルパイン・クライミング(あるぱいん・くらいみんぐ)
登攀用具を使いながらバリエーションルートを、長い距離をクライミング(岩登り)をすること。通常、重装備(食料や寝具を担ぎ)で、フリークライミングとエイドクライミングの両方を用いながら登っていく。「フリー・クライミング」

・アルピニスト(あるぴにすと)
登山家。主にアルピニズムに則って、登山をする人。主には標高4000m以上の氷壁登攀を行う人。普通のクライマーとは精神論が少し違う。

・アルペングリューエン(あるぺんぐりゅーえん)
アルプスの栄光の意。山のもっとも美しい時の事を言う。特に、日の出直後や日没直前など山頂が赤く輝く時(モルゲンロート、アーベントグリューエン)のこと。

・鞍部(あんぶ)
山頂と山頂を結ぶ稜線上で、標高が最も低くなった部分。コル。乗越しとも言われる。

・石突き(いしつき)
ピッケルの先端に付いている金属製の突き物。スパイク。ここを雪面に突いてバランスをとる。

・一本立てる(いっぽんたてる)
休憩をとる事。背負子を付けた山人(やまど、ボッカ)は背負子に杖をあてがい、立ったまま休んだこと事から。一本取るとも言う。元々は信越地方の山案内人から出た言葉。

・インゼル(いんぜる)
氷河や雪渓の中に島のように出た岩や地面の部分。[島]

・インナー(いんなー)
)]内側の意。内側に身につける物。下着(インナーウェア、アンダーウェア)を指す場合もあるが、特に二重靴やプラ靴のインナーシューズを指すことが多い。

・インナー・ウェア(いんなー・うぇあ)
下着。インナーウェア。「アンダーウェア」

・右岸(うがん)
川の上流から下流の向かって、右を右岸、左を左岸と言う。従って、遡行(そこう)する場合、右側が左岸、左側が右岸となるので、この場合、右手を右手、左側を左手という。

・浮き石(うきいし)
ぐらついている石。体重をかけると落ちてしまう。うっかり踏むとバランスを崩し、滑落や落石の危険が有るので注意を要する。

・馬の背(うまのせ)
狭い急峻な山稜。岩稜。険しいやせ尾根。グラート。アレート。リッジはそんなに痩せてないものも含まれる。

・雲海(うんかい)
山頂や尾根上など、雲の上から見たとき、雲が海のように山や谷を覆い尽くしている様。雲の海の様に見えること。

・エイド・ルート(えいど・るーと)
人工ルート。補助的な登攀用具を駆使しないと登れないようなルート。

・エイト環(えいとかん)
垂壁など急な岩壁をおりるときにザイル(ロープ)にからませて使う下降器。 ”8”の字のかたちをしている。

・エクスプロレーション(えくすぷろれーしょん)
探検の意。未知の土地に入り、地形や地理を調べること。

・エスケープ(えすけーぷ)
逃げること。縦走中に何らかの理由により、予定を変更して下山すること。また、一時的にその場から非難すること。

・エスケープ・ルート(えすけーぷ・るーと)
逃げ道。エスケープする場合の道順。下山路。

・エッジ(えっじ)
スキーのエッジのこと。スキー板の底面の両側に付いている鉄製の薄片のこと。エッジを利かせるとは、そこを雪面に押し付けること。

・エッセン(えっせる)
食料。献立と言う意味で使われる場合もある。

・FC(えふしー)
フリークライミング。

・オーバーハング(おーばーはんぐ)
垂直以上に覆いかぶさっている状態。

・お花摘み(おはなつみ)
女性のキジウチのこと(俗)。女性は大も小も区別無く、お花摘みと言う。

・ピーク・ハント(おぴーく・はんと)
未登の山の頂上を登ること。現在では頂上に登って降りてくることを言う。同じコースを降りる場合と、違うコースを取る場合がある。

登録数:37


検索したいキーワードを直接入力するか、単語の仮名を入力して検索ボタンを押してください。

HOME