下呂御前山は下呂温泉街の東に連なる山並みのピークのひとつ。霊峰・御嶽山を間近に遥拝する信仰の山で、占くから里人に登られていた。地元では空谷山とも呼ばれている。ちなみに「空谷」は基準点名です。

登山口

 大洞集落を抜けて林道を奥に向かうと、野村林業の看板が立っている。やがて丸太造りの立派なあずま家と管理小屋が建つ小広場に出る。

野村林業建物

なあずま家

あずま屋からの登り

 登山道は管理小屋広場の奥からスギ林のなかをジグザグに登る。

案内板

標高830付近

林道で会い登り口

 道標に導かれて山腹を登っていくと、舗装された林道に出る。この林道を横切り、人工林の急な山腹をジグザグに登る。少し登ると顕著な尾根になりやがて五合目となる。

萩原御前方面

五合目

木平湿原と籾糠山の分岐

 どんどん高度を稼いでいく。標高984を過ぎると6合目となる。やがて再び林道に出る。前方に下呂御前山から南に連なる山稜が望まれる。

六合目

林道で会い

お助け水分岐

 再び樹間に入ると、烏帽子沢源流のお助け水へ下る分岐点に出る。お助け水はコース最後の水場。ちょっと立ち寄って水補給。分岐に戻り七合目に着く。

お助け水

七合目

お助け水分岐

 たんたんとした尾根は再び傾斜を増し、岩のゴロゴロする人工林の山腹をジグザグに登る。やがてシラカバ林の平坦地、白樺平に出る。路傍に石仏が二体まつられた八合日だ。

遠望に乗鞍岳

八合目(白樺平)

展望台から下呂の町

 雑木林とササに囲まれたたんたんとした山稜を登る。九合目を過ぎて間もなく露岩を巻いて急坂を登り、高岩大権現神社がある。山頂間間近。

九合目(P1323m)

高岩大権現神社

山頂直下

下呂御前山山頂

 
山頂から御岳山を望む

山頂から御岳山を望む

左奥笠ヶ岳・右に乗鞍岳

山頂から笠ヶ岳を望む