Larutan

高賀山信仰の道

高賀街道

 高賀街道は、美濃市中心部で郡上街道と分岐し、板取川沿いを遡り、洞戸を経て板取川支流の高賀川沿いに高賀神社、高賀山などに至る道。またこの街道は高賀神社・高賀山信仰の道です。


岩間の滝と不動明王

岩間の滝と不動明王

 洞戸黒谷地区にある太郎兵衛山(520m)の中腹に高さ20mほどの滝があり、その滝の右側に岩の門があります。このため滝は「岩門の滝」と呼ばれています。鎌倉時代の後期、岩の門の下に不動明王が祀られ、「岩門の滝」に打たれて修行に励むことが盛んに行われたとのこと。

県道81号から岩間の滝へ

岩間の滝と不動明王への登り口

整備された参道

途中にナメ滝があり立ち寄り

タル平谷に沿って登る

登り口から15分ほどで岩間の滝に


岩間の滝と不動明王

 板取川の上流の木作地域は、三千淵がある場所として知られています。三千淵は、かつて仏教徒と織田信長の間で戦いがあった場所で、多くの僧侶が命を落としたと伝えられています。

大きく湾曲する板取川

川面はブルー

渡造橋を渡り高賀神社へ

渡造橋上から板取川

神水庵の正面にある円空茶屋

高賀神水庵

 高賀神水庵の名物の「精霊の水」です。この水は、神秘的な力を秘めていると言われており、多くの人々がその恵みを求めて訪れその清らかさに驚きます。

渡造橋から高賀川沿いに500mほど徒歩10分

牛戻し橋(谷戸橋)

 むかしから、この橋より先へは牛を入れてはいけないと言い伝えられている。「牛角を持つ大鬼」の退治伝説と関連していて、高賀の神々が牛を嫌ったためとも伝えられています。

高賀川

 高賀川は高賀山、瓢ヶ岳、今淵ヶ岳の高賀三山を源流として南西に沿って麓へ流れて板取川と合流する。

岩間の滝と不動明王

 高賀川が織りなす自然美あふれる渓谷で、巨岩や白い一枚岩が広がり、清流に癒されます。岐阜県の名水50選にも選定されている。

蓮華峯寺

 高賀に現れた妖怪は、藤原高光が退治したといわれています。その後、再び妖魔が棲みつかないように高賀周辺にはいくつかの宮やお寺が建てられました。その一つがこの蓮華峰寺だそうです。


高賀神社

 創建は奈良時代の養老年間とされ、高賀山信仰の中心地として栄えた。特に、平安時代から鎌倉時代にかけては修験道の霊場としても知られている。また、平安時代には、藤原高光が再び勅命を受け、高賀山に住む妖怪「猿虎蛇」を退治し、高賀神社を再建したと伝えられています。

清らかな流れの高賀川

高賀の森

高賀神社


妖怪・猿虎蛇民話

 猿虎蛇は洞戸村(現・関市)に伝わる伝説。頭は猿、胴は虎、尾が蛇という妖魔が村人を苦しめたり禁廷様の子供をさらって殺した。その子を祀ったのが峯稚児神社。時の朝廷は、藤原高光に鬼退治を命じ、この地に派遣しました。菩薩の助けによって鬼を退治したとされています。


岩間の滝と不動明王

 高賀山は、瓢ヶ岳、今淵ヶ岳ととも高賀三山と呼ばれる大きな山塊をなしている。平安時代に藤原高光公がこれらの山々を収り囲むように高賀六社と呼ばれる神社を建てて以来、多くの人々の信仰を集めてきたと言われています。

垢とり場(清浄)

木地師・古屋敷跡

七曲

岩屋・御坂峠

峰稚児神社

高賀山頂