低山ながら岩尾根のダイナミックな縦走が楽しめる山。

 椎倉城(しぐらじょう)は志津野城とも呼ばれ、『美濃明細記』によると、池田勝三郎信輝がいたという。城跡は、「しぐら坂トンネル」の南東附近、関市と富加町の境にある。登り口は、しぐら坂からと大平賀の東香寺からがある。今回は大平賀の東香寺登山口から縦走して登りました。往復、沿面距離5.4km 累積標高差480m

東香寺登山口

 東香寺右横の道路を進むと、大きく右の曲がるところに広いところがあり数台の車が駐車できる。右山腹への登山口がある。登山道はヒノキやマツ、灌木の林で、道はよく整備されている。

整備された登山道

ヒノキ林

センリョウ・ウラジロ

 センリョウやウラジロの草木の道をジグザグに登山口から175m、標差180mほど登ると岩壁に突き当たる。

 

尾根に直登

岩尾根

 尾根上に登り上がるとそこは巨大な岩尾根でした。立ち寄りで右に折れて、一枚岩の八畳岩を進むと切り立った岩が迎えてくれる。

一枚岩の八畳岩

座禅岩に向かう

座禅岩の最先端へ

 八畳岩から座禅岩まで岩尾根を進む。ここから先はロープで仕切られている。危険個所を越えて岩頭を目指す。ホールドしやすい岩で足場を選んで進む。眺めは絶景です。

座禅岩からさらに岩頭へ

岩頭

岩頭から右下に座禅岩

岩頭から右下に座禅岩

岩頭から老梅山へ

 八畳岩、座禅岩そして岩峰を登り老梅山を目指す。ここからも烏帽子岩、屏風岩と大岩の連続で縦走を楽しませてくれる。

烏帽子岩

屏風岩

岩頭から老梅山へ

 大岩の連続から開けたところに出る。見晴らし台から金華山、百々ヶ峰、伊吹山と法大に広がるパノラマが楽しめる。ここから青之木城跡に。

遠望に金華山と百々ヶ峰

老梅山(234m)

青之木城跡に向かう

鉄塔に着く・見晴らしがよい

青之木城跡

鏡岩

 老梅山から下りに入り標差22mほど下ると鉄塔広場に着く。ここから道が不明瞭になるが尾根を外さないように下ると鞍部に着く。登り返すと青之木城跡に着く(資料がなく詳細不明)

堀切のある最低鞍部

 鏡岩を過ぎてしばらく尾根道を行くと見晴らしの良い岩場に出る。大岩を過ぎると鞍部に下る。下ったところが椎倉城堀切になる。とても深い堀切となっている。

堀切

石仏

二子岩

東尾根からは曲輪下から迂回するような虎口

虎口から上がれば椎倉城跡(椎倉山山頂)

椎倉城跡北側の堀切

主郭西側の曲輪

椎倉城跡縄張り図

しぐら峠

 二子岩から一気に下りしぐら峠に着く。林道を下ると地蔵さんがあり、さらに下ると下志津野登山口に着く

林道の地蔵さん

下志津野登山口