宇津江四十八滝

　宇津江四十八滝は、高山市国府町宇津江にある宮川（神通川）の支流・宇津江川にあり、その上流の渓谷で一連の滝です。
　この滝は、岐阜県の名勝、県立自然公園に指定されている。「21世紀に残したい日本の自然100選」、「岐阜県の名水50選」、2004年に「飛騨・美濃紅葉三十三選」にそれぞれ選定されている。

「滝めぐりハイキング－宇津江四十八滝温泉 しぶきの湯｣参照

レストハウス前の道路

上平滝めざして出発

平滝

●魚返滝（6ｍ）：上流に魚が上れないほど険しいとのことから名付けられた。
●朝霧滝（2.5ｍ）：朝霧が美しく流れるように見えることから名付けられた。
●平滝（3m）：平らな岩盤を滑らかに流れることから名付けられた

梵音滝

●函滝（11.5m）：箱から取り出した剣が突き立っているように見えることから名付けられた。
●上段滝：（10.1m）：滝の左側に四十八滝不動明王が祀られている。
●梵音滝（5.7m）：お経を読むとき、たたくキヨノ木の音に、この滝の音が似ていることから名付けられた。

玉滝

●王滝（18.8m）：滝群の中でも特に優れて大きいことから名付けられた。迫力も風格もある。

●銚子口滝（10.8m）：銚子に柄のついた器でお酒をつぐように見えることから名付けられた。
●障泥滝（9.8m）：乗馬の時、馬の腹に傷がつかないように巻く布のように幅広く見えることから名付けられた。

銚子口滝

障泥滝

板橋の渡渉

古木と渓谷

ひっそりとした渓谷

 

瑠璃滝（６ｍ）
差し込む光が瑠璃色に輝く神秘な滝。今回はあいにく霧が差し込み瑠璃色にはお目にかかれず。

布晒滝

布晒滝（3m）：幅が広く、真白い布をさらしたように見える。

盌水滝（1.5m）：盌の中で渦を巻いて流れるに見える。

上平滝（2m）：最後の滝で、地形的に平坦で上流部にある。

盌水滝

上平滝

四十八滝高原

よそ八伝説

　諸国修行の途上にこの地に立ち寄った弘法大師は「よそ八伝説」を聞き、「その行者は不動明王の化身。よそ八は四十八、つまり仏法四十八願の意味であろう」と言い、このことから宇津江四十八滝と呼ばれるようになったという。

四十八滝高原