桜洞ルート:御前山は、霊峰御嶽山の御前立ちを意味して、御嶽山の遙拝所で、黒沢口を開いた覚明行者が登って開山の祈願をしたという言い伝えが残っているとされている。

四合目登山口

 桜谷の4合目、桜洞林道終点登出口から間伐材で作られた橋を渡り登り始める。登山道は大部分が上部まで谷沿いについており瀬音を聞きながら、両岸を交互に歩く。

桜谷の橋

桜谷

一人づつ橋

 コケむした岩のある渓谷はかなりの水量が豊富で、変化に富み、眺望の悪さを忘れさせてくれる。また、随所に石仏が現れる。

石仏

沢沿いに登る

鳥居

 しばらく進むと朽ちかけた鳥居が迎えてくれる。修験の濃い山であることがわかる。ります。六合目から七合目に掛けては御前滝を高巻くため涸れ沢から離れる。慎重に進んで再び流れの脇に降りていく。

石仏

七合目付近

屏風岩

 七合目をすぎたあたりの右岸に、突如、大岩壁が見事に垂直の屏風岩が現れる。8合目を過ぎてやがて谷沿いの道から離れ、クマササの茂みに入る。9合目を過ぎると山頂も間近となる。

八合目

九合目付近の石仏

御前山山頂

山頂の大岩

山頂から御岳山を望む
山頂から御岳山を望む

■コースと時間

登り:桜洞林道終点(4合目)~屏風岩~御前山頂上(所要時間 2時間30分)