船山 1,480m

■登山日 2010/05/13
アクセス

 国道41号線の久々野から98号の久々野町無数河(むすご)から位山峠に向かう。途中に「あららぎ湖」(久々野防災ダム)があり対面するところに「あららぎ湖キャンプ場」と管理棟がありここに広い駐車場がある。ここに駐車して登ることとなる。トイレ有。

DATA

船山 1,479.5m(三等三角点) (点名:船山)
2万5千分1地形図名: 位山
コース沿面距離:9.1km 累積標高差:550m


   あららぎ湖前

 この山は山頂近くまで車で行くことが出来るが今回、自然を楽しみゆっくりと周回コースで登る。登山口は、管理棟前から車道を東に進む。

  Y字交差を右に進む

100mぐらいでY字交差になり右に入り100m位進むと右の山腹に入るササの切り開かれた道がありここからが

 ササで判りにくい登山口

登山道登り口になる。 しばらく植林されたヒノキ、スギ林の中、ササの切り開かれた道を登る。

  ササの切り開かれた道      各所にある丸太橋
道は広く危険個所もなくところどころ涸れ沢の丸太橋を渡りながら行く。登山道の要所要所に「飛騨桃源郷あららぎの道」の案内板が山頂まで後何Kmと、案内板がある。

  要所要所にある案内板      カラマツの多い道

   オオカメノキの花

 傾斜も緩く少しずつ高度を上げて行く。山腹の北面で日当たりも悪いのかところどころ苔むしたところもある。登り始めて50分位で植林地も終わり自然林が多くなる。

アンテナの林立する山頂付近

カラマツ、ブナの新緑が爽やかである。所々にオオカメの白い花が咲き誇っている。やがて前方が明るくなりアンテナの林立が現れると山頂の台地に出る。ここに管理棟がありここを左に折れて行くと広くなった船山の山頂三角点がある。

        船山山頂

 ここからは展望が望めずこの先のアルプス展望地まで足を延ばす。途中に船山神社が祀られており安全を祈願してさらにすすむとP1450mの展望地のなる。ここは廃止で、取り壊しとなった船山スキー場リフト終点駅の跡地で前方が大パノラマが展開する。とりわけ御岳山と乗鞍岳が前方から迫るように聳え立つ。

堂々の御岳山

乗鞍岳

 さらに北アルプスの奥穂高から槍ヶ岳まで、さらに笠ヶ岳、双六、三俣蓮華、黒部五郎と続く峰々が望まれる。今日は、残念ながら黄砂で稜線がやや霞んでいるが飽きることのない展望を存分に楽しめる。ここの広場で絶景をながめながら昼食をする。

北アルプス、奥穂、槍ヶ岳、笠ヶ岳

 ここに船山高原キャンプ場から登るルートの案内がある。いずれこのルートも登ってみたいコースである。展望を楽しんだ後は周回で、位山峠方面のルートを行くことにする。  

   花水圏を抜けて行く

 二階建ての管理棟(現在空き家)の前を通り花水圏を抜けてラサドウダンの群生する道を通り休憩舎に向かう。

   休憩舎方面に向かう

周囲はヒノキ、ダケカンバなどが生い茂り、サラサドウダンの多い広いよく整備された道を進む。平坦な道を行くと立派な休憩舎に着く。

       休憩舎

 休憩舎から左に道をとって進むと傾斜の急な階段状の下降となる。急傾斜をを下り切るとP1285m地点である。ヒノキなどにミズナラの巨木も混ざって原生林の様相が顕著になってくる。P1285m地点から急な下り坂がありここを下り切ったところに「あららぎ湖」への分岐がある。

森林浴を楽しんで

   あららぎ湖分岐

 分岐を右に折れて灌木でササの切り開かれて道を下っていく右手に遠く船山が望める。

     沢の渡渉

やがて無数河川に流れる沢に出合い渡渉すると案内板があり左に折れて沢沿いに水苔の多い軟らかい山道を下ると位山峠に通ずる車道に出る。

   車道との出会い

車道を横断したところにミズバショウの群生地があり遊歩道も設けられており咲き誇るミズバショウを楽しむ。

ミズバショウの群生地

   今が見頃です

 ミズバショウを楽しんだ後、車道に戻り「あららぎキャンプ場」まで1.7km程の舗装された車道で駐車場まで戻る。

あららぎキャンプ場前


コースとタイム

駐車場(8:48)→登山口(8:51)→2.5/0.5km地点(9:05)→ 2.0/1km地点(9:17)→1.5/1.5km地点(9:29)→1/2km地点(9:44)→0.5/1.5km地点(9:57)→山頂(10:14/10:19)→船山神社(10:22)→展望地(10:30/11:46)→山頂(12:00)→尾根分岐(12:58)→沢渡渉(13:16)→県道へ(ミズバショウ地)(13:31)→駐車場(14:03)


※画像をクリックすると大きな画像で見れます。