阿智セブンサミットの一座
 網掛山(1133m)は、中央自動車道の網掛トンネルが通る昼神温泉郷の南に位置する山。古代東山道からの眺望は、登山を広めたウェストン(英国人)がこのあたりから南アルプスを眺望し、そのすばらしさを自著のなかにも記した場所です。
 

古代東山道を網掛け峠へ

 大平神社前から中平集会所まえを右に折れるてまもなく路傍に小野川関所跡の石碑がある。東山道は、日本アルプスに登り登山を広めたウェストン(英国人)がこのあたりから南アルプスを眺望し、そのすばらしさを自著のなかにも記した場所がある。

古代東山道石碑

南アルプスの眺望(中央聖岳)

網掛山登山口

 東山道の石碑から簡易舗装の林道を山に向かうと、やがて小さな流れに沿う林に入る。林道終点の手前で、右山腹へ取り付く

ヒノキ林の道

案内標識が整備されている

園原との分岐(網掛峠)

 カラマツ林の急な山腹を蛇行しながら登ると、網掛峠に着く。峠は標高971m、神坂峠と一括して信濃坂と言われた難所で都から信濃国へ入る玄関口でもあった。展望台からは神坂山が望める。

網掛峠展望地

遠望に神坂山が

山頂に向かう

 網掛峠展望地から山頂をめざす。潅木のなかの急坂を登ると分岐点に出る。右への踏み跡は行き止まりで、左に潅木とササを分けると、雑木林のなか、起伏のゆるやかな尾根道になる。

雑木林の中

南尾根道を登る

分岐

三等三角点:三角点名(大谷)

網掛山山頂

 再びジグザグに登ると網掛山の分岐がある。この分岐を左にとり30mぐらいで網掛山の山頂に着く。山頂は林のなかに三角点があり立ち木で眺望は望めない。

雑木林の中

南尾根道を登る

東峰見晴らし台

 網掛山から分岐まで戻り、台地状の尾根を北東に進む。このあたりは、落葉樹の自然林に囲まれて爽やかさを感ずるコースである。しばらくすると台地状の先が明るくなりやや下りにかかると前方が開けて南アルプスが一望できる東展望台に着く。

 見晴台からは、大展望が得られる。遠望に南ア聖岳が

 見晴台からは、大展望が得られる。遠望に南ア聖岳が

中平集落に向かう

 ゆっくりと展望を楽しんだ後は、南東尾根を下山する。道はしっかりと整備されて落葉でソフトで歩きやすい山道だ。ジグザグの道を降りると大平神社へ下りる案内板があるが直進して民家のある中平集落に下山。

急傾斜を下る

解放された尾根

小野川関所跡

阿智村智里東公民館