登山日:2018/05/13
 若狭湾と琵琶湖の眺望と可憐な山野草が楽しめる花ノ百名山である赤坂山にマキノ高原から登る。山頂周辺は亜高山を醸し出してアルプスの雰囲気のする山。

マキノ高原

 キャンプ場や温泉と自然公園で草原が広がるマキノ高原スキー場第一ゲレンデ奥にある広場サイトの案内板から登る。

広大な草原

スキー場登山口

階段状の登り

 登山道は、風化した花岡岩がむき出しとなったアカマツの林の中の階段を登る。道は徐々に緩やかになり、マツ林の中の道が続く。斜面を登り切ると、展望のよいブナの木平に着く。あずまやが設けられ、これから目指す明王ノ禿を眺められる。

明王ノ禿が望める

ブナの木平東屋

癒しの沢

 ブナの木平東屋から出るとすぐ左手に沢があり、豊富な水が流れている。この辺りからブナも多くなる。しばらく沢沿いの道を進むが、砂防堰堤を過ぎた辺りで、沢を離れ、つづら折りの道となる。オオイワカガミの群生は見ごたえがある。

さわやかなブナ林

オオイワカガミの群生

 登山道各所にオオイワカガミの群生やイカリソウ、ツクバキンモンソウ、スミレ、イワウチワなど、花が楽しめる。

 

 

粟柄越の峠

 花を楽しみながら登って、やがて森林を抜け笹原に出ると、数分でマキノと福井県とを結ぶ峠に着く。

ガマスミ

カタクリ 

山頂への登り

 粟柄越分岐を右に折れて斜面を登り切ると赤坂山山頂だ。山頂からは、琵琶湖の眺望を楽しむことができる。

赤坂山山頂

琵琶湖を見下ろす

岩肌を見せる明王ノ禿
 赤坂山から荒々しい岩肌を見せる明王ノ禿には一旦鞍部に下り階段状の路を登り上がると明王ノ禿に着く。奇岩が乱立してアルペン的な雰囲気のする所である。

奇岩・マンドリル!!そっくり

眼下のナギ

 三国山に向かう。明王ノ禿を右のまいて下り東側の尾根に取り付く。ピーク814mと三国山の山腹の道を行く、途中に黒河峠からの分岐を右に見て、三国岳から東の黒河峠に派生する尾根に向かい登り上がると三国岳に登り上がる階段状の道に出る。階段の急坂を登りきると、三等三角点のある三国山頂上にでる。

自然林の道

三国岳山頂

■ルートマップ

 

 
 
所要時間
駐車場(8:27)→登山口(8:40)→417ピーク(9:03)→東屋(9:25/9:30)→石仏(10:19)→赤坂山(10:30/10:43)→明王ノ禿下(10:53)→明王ノ禿頭(11:00)→三国山(11:46/12:06)→明王ノ禿(13:12/13:15)→明王ノ禿下(13:21)→赤坂山(13:35/13:37)→石仏(13:43)→東屋(14:21)→417ピーク(14:36)→登山口(14:53)