高天良山 908m (下呂)

■登山日 2010/03/03

アクセス

 国道41号線の下呂市金山町下原小学校先の橋を渡り踏み切り手前の交差点を左折する。道なりに火打峠まで進む。現在伐採が行われてトラックが通るため駐車は通行のじゃまにならないようにする。


         火打峠広場

 峠には火打峠の石碑がある。雨上がりで下草が濡れているため林道から登ることとした。伐採作業が行われていて林道は整備されていた。ただしトラックが通るためベトベトの道であった。歩き始めるとすぐに中電のNo.12鉄塔標識がある。林道の所々に切り出された桧の丸太が積んでありまだ木の香りがする。

          林道終点

 作業事務所の小屋を過ぎると伐採された丸太の集積場に着く。ここから御嶽山が見えるらしいが今日は見ることができなかった。ここから先林道の回りが間伐状に伐採されていた。更に進むと林道終点となり広場がある。

      荒れた登山道

 三角点への指標と火打峠の指標がある。ここから先少しの間伐採作業のため登山道が荒れているので道を見落とさないように歩く。やがて踏まれた山道となる。済んだ水が流れる谷沿いに歩き沢を渡る。ここで左に登る小道に迷い込まない様にすること。沢沿いに桧の林をのぼっていく。雪解けのためか沢の水は尾根付近まで涸れない。

          権現宮跡

 尾根に着くと三角点と権現宮跡の標識がある。時間があったので権現宮跡に寄ることとした。道ははっきりしているが踏み後は薄く人はあまり通らないらしい。15分ほどで権現宮跡に着く。朽ちた案内標識と高天良山の説明板がある。案内板には泰澄大師により萬福寺の奥の院として高寺大権現を祀つた。参道には1丁毎に道標や仏像が安置されていた。旧幕時代御林山として厳重に管理されていた。又黄金埋蔵金・天狗伝説が伝えられている等が書かれていた。
 
 

          高天良山

 尾根分岐まで戻り山頂を目指す。急登を登り切ると山頂に着く。昼食後山頂をあとにする。山頂直下は転がり落ちそうな急な下りになっている。下り終えるとなだらかな起伏の道となる。小さなコブで直角に左折すると高野槇の林となる。やがて切り開きに着く。ここからは左手に高賀山、大日ヶ岳右手林の間から御嶽山が展望できる。この山唯一の展望場所になる。

大日ヶ岳方面

御嶽山

 切り開きには1m程の桧の苗が植えてある。切り開きは更に続くが下るに従い桧の苗が大きくなり見晴らしはきかなくなっていく。やがて植林作業小屋跡に着く。小屋がは低い笹の道となりすぐに峠に着く。
 


■コースとタイム
登山口(9:34)→12号鉄塔標識(9:41)→作業小屋(10:02)→伐採現場(10:09)→林道終点(10:19)沢を渡る(10:31)→尾根(10:38)→神社跡(10:54/10:56)→尾根に戻る(11:05)→山頂(11:15/11:38)小ピーク(11:55)→切り開き(12:14/12:20)→作業小屋(12:48)→登山口(12:50)


 
 

※画像をクリックすると大きな画像で見れます。