妻籠宿

 江戸時代の面影がそのまま残っており、妻籠宿から馬籠峠へ向かう道はひっそりとした趣のある道です。町並みの中は古い建物が残され、宿場の面影を偲ばせている。

※中山道の妻籠宿から高土幾山
※中山道の妻籠宿から高土幾山

大湫宿

 妻籠宿は中山道と飯田街道の追分に位置する交通の要衝であった。古い町並みを保存した宿場町で、現在、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定、妻籠宿から馬籠峠へ向かう道はひっそりとした趣のある道となっている。

妻籠宿本陣

 島崎藤村の母の生家。明治になって取り壊され、その後に妻籠宿の本陣を江戸時代後期の間取図を元に復元された。

脇本陣奥谷

 代々脇本陣・庄屋・問屋を務めた家。島崎藤村の初恋の人「ゆふ」さんの嫁ぎ先

 

 寺下の町並み:そこに人が住み、生活しながら続けられてきたのが妻籠宿の保存運動。妻籠宿保存の原点の町並み。

延命地蔵堂(汗かき地蔵)

妻籠宿の町並

石柱道標

大妻籠

■庚申碑
 庚申の日は60日毎に巡り、年に6日ありこの日の夜に人々が集まり、徹夜で念仏を唱えたり世間話をして、朝に解散する風習があったとされる。

庚申碑

棚田の道を行く

石畳

 一石栃白木改(木材・木工品などの出荷取締り)番所は、明治2年まで、木曽五木(ひのき・さわら・あすなろ・こうやまき・ねずこ)をはじめとする伐採禁止木の出荷統制のために設けられたもの。

一石栃白木改番所跡

立場茶屋

馬籠峠に着く・標高801m

峠の茶屋

 基準点名:高土幾
 標高(m):1037.5
 等級種別:二等三角点
 20万分の1地勢図名:飯田
 5万分の1地形図名:妻籠

 登山口 馬籠峠
 高土幾山は岐阜県中津川市と長野県南木曽町に跨る二等三角点峰。信州百名山選定にも漏れた山で、妻籠・馬籠などの観光地が近いわりに静寂な山です。
 妻籠宿から中山道の古道を楽しみ、ここ馬籠峠から高土幾山に登る。

作業道七ツ平線の入り口

 登山口は馬籠峠の峠の茶屋より馬籠宿寄りに少し下ると、コンクリートの擁壁の途切れた所に、山口付の作業道七ツ平線の入り口がありここを入る。(一般車は進入禁止である)

作業道七ツ平線

植林とササの道

鉄塔の横を行く

 送電線の下をくぐり鉄塔を見送っていくと、送電線巡視路の黄色いプレートを見るが、ここはそのまま作業道を行く。送電線の3本をくぐりぬけて行く。

送電線の下をくぐる

作業道直進する

西山線Y字路を右へ

 作業道西山線とのY字路を右に取り西山線に入り、左に大きく回り込み右に曲がるところに道の左側に「山火事注意」の標識を見る。ここが登山道の入り口となる。判りにくいので見落とさぬように注意。

登山道入り口(山火事注意標識)

「山火事注意」の標識

ヒノキ林の尾根

 植林の下の笹を踏み分けて入れば、うすい踏み跡が見つかり、これをたどって尾根に出る。これよりは尾根に沿って登る。踏み跡が薄いが境界杭に沿って登る。

尾根道を登る

火の用心の標識

標高1010mの台地

H1010mの台地状から左に折れて緩やかなアップダウンを繰り返して行くと二等三角点の標石が埋まっている山頂に着く。

高土幾山頂(二等三角点)

 山頂は立木があり展望はない。山頂の北西側は伐採跡のようだが、シロモジの木が伸びていて、展望をふさいでいる。

※馬籠峠からのコースとタイム

馬籠峠林道入口→(1時間)→西山林道登山口→(40分)→高土幾山→(30分)→西山林道登山□→(40分)→馬籠峠 全行程時間 2時間50分

中山道・水車跡

中山道・水車跡