小野城は関市と美濃市にまたがる標高423mの急峻な本城山にある。山頂は眺望が良く、武儀郡全体が見渡せる。また山中には、白瀧・神瀧などの瀧があり、不動明王が祀られ、浅間菩薩・行基等の伝承が残る。高沢山日龍峯寺への縦走路も通り、かつては信仰の山であったようです。

小野城跡

 城主については、斎藤八郎左衛門人道宗雄といわれている。築城年代は大永年間前後と言われている。その後、小野山合戦の後廃城になったと伝わる。美濃守護斎藤氏と、斎藤道三の後斎藤氏の闘争の関わりが指摘されているが定かではない。
八神ルートから登る。 (登山靴着用

探訪日2020/01/09

小野城跡の本城山

 八神集落センターより北に300m先に登山者駐車場がある。駐車場すぐ前に弘法堂がありその横の畦道を(鹿ネットあり)北に80mぐらい先に八神コース登山口がある。

弘法堂の横道

登山口

尾根道

 登山口から尾根に上がり、20分ほど登ると休憩ポイントの付く。尾根の傾斜が緩やかになり休憩には最適な場所。

一心寺本堂

休憩ポイント

南尾根をトラバース

さらに15分程進むと本丸南側に位置する四段の削平地群に到達する。ここが城の南西端となる。

涸れ沢

(堀切)大仏山分岐

①堀切

 主郭から東の長い尾根(大仏山への道)中間部に八神からの登山道で鞍部が③堀切が設けられている。鞍部から150mほど大仏山(東)へいったところに段の上の土塁②がありその東に堀切①がある。
 

②土塁

③堀切

④堅堀

 八神ルート分岐から樫堀④を過ぎて尾根上を登ると急登となり、ここから五段登りの看板に出会う。主郭に向かって急登が続く。

⑤ここから五段登り

ここから四段

あと三段

 主郭までの登りが五段続くが結構急な登りです。あと一段の場所から右に入ると井戸跡がある。井戸から戻って最後の一段で主郭(本城山頂)の標高423mへ。

あと二段

井戸跡

小野城跡(本城山)

 山頂の主郭は、南北10mほど東西30mほどの細長い曲輪で、大岩があり南の斜面は断崖絶壁です。東西500m、南北300mに広がる規模の大きな山城です。

山頂案内板

八神登山口

山頂から御嶽山を望む
山頂から御嶽山を望む

トレッキング・マップ