!! の終わり、登山者でにぎわった山々に秋風が吹きわたる。しのびくる冷気にいっきにえあがる涸沢。ナナカマドが、天高い秋空にひときわ映えて美しく大きな秋の実感とよろこびをあたえてくれる。9月なかばにはほとんどの花が消え、草黄葉が美しくなる。ナナカマドの紅葉が最高潮になり秋の涸沢も四季を通じて一番色彩の豊かな季節となる。
登山日:10-10

 !! の終わり、登山者でにぎわった山々に秋風が吹きわたる。しのびくる冷気にいっきにえあがる涸沢。ナナカマドが、天高い秋空にひときわ映えて美しく大きな秋の実感とよろこびをあたえてくれる。9月なかばにはほとんどの花が消え、草黄葉が美しくなる。ナナカマドの紅葉が最高潮になり秋の涸沢も四季を通じて一番色彩の豊かな季節となる。

登山日:10-10

明神岳

 上高地バスターミナルからカラマツ林の中を小梨平を通り豊かな森を抜けると明神岳のそびえ立つ峻険な姿を仰ぎ見ることができる。明神館を過ぎて約1時間でハルニレの大木が点在する徳沢に着く。

 小梨平

 徳沢

徳澤園のかつらの紅葉

 徳沢の「かつら」の紅葉。徳沢園のキャンプ地のご神木であるかつらの紅葉が見どころです。このかつらの木、黄葉後の霜がおりた日の朝、太陽の光が当たり始めると約1~2時間ですべての葉を落とし、黄金の絨毯を作り上げるという素敵なショーをみせてくれるのです。まさに圧巻!「神秘」の時間です。

徳澤園のかつらの紅葉

 徳沢の「かつら」の紅葉。徳沢園のキャンプ地のご神木であるかつらの紅葉が見どころです。このかつらの木、黄葉後の霜がおりた日の朝、太陽の光が当たり始めると約1~2時間ですべての葉を落とし、黄金の絨毯を作り上げるという素敵なショーをみせてくれるのです。まさに圧巻!「神秘」の時間です。

 徳澤園からふたたび樹林帯に入り左手に新村橋の吊り橋を見送り横尾を目指す。1時間10分程度で横尾に着く。

横尾から前穂高岳

 横尾は槍ヶ岳や穂高、涸沢への分岐点となっています。お風呂のある横尾山荘は登山者に人気です。

横尾から前穂高岳

横尾は槍ヶ岳や穂高、涸沢への分岐点となっています。お風呂のある横尾山荘は登山者に人気です。

屏風岩

 横尾大橋を渡り、横尾谷に入る。本格的な登山道のがはじまる。横尾川をはさんで屏風岩の岩峰は迫ってくる。

屏風岩

 横尾大橋を渡り、横尾谷に入る。本格的な登山道のがはじまる。横尾川をはさんで屏風岩の岩峰は迫ってくる。

屏風岩

山腹の黄葉

 横尾谷に沿って涸沢に向かうと。横尾谷を通して西面に屏風岩が聳えてその裾に鮮やかな色をつけている紅葉がみどころです。

 
 
横尾谷から北穂高
 本谷橋から横尾本谷を通して見える北穂高岳と紅葉も絵になる光景です。

Sガレから山腹の紅葉

遠望に涸沢カール

 涸沢に近くなるSガレは紅葉も見所が多くなる。カメラマンのシャッター音も多くなる。ナナカマドも多くなってくる。

 
 Sガレから奥穂高を望む
 
 屏風岩側からS字状に流れ出たガレ「Sガレ」から涸沢、奥穂が見えてくるがここからが意外に長い。

遠望に涸沢槍

 ナナカマドも多くなり涸沢のモーレンと涸沢岳・穂高を眺める光景がビューポイントでカメラマンも多く見られます。

遠望に涸沢槍

 ナナカマドも多くなり涸沢のモーレンと涸沢岳・穂高を眺める光景がビューポイントでカメラマンも多く見られます。

前方に北穂高

北穂南陵の先が北穂高

色鮮やかな涸沢

 涸沢は紅葉の見ごろは、ナナカマドの紅葉が最高潮になり秋の涸沢も四季を通じて一番色彩の豊かな季節となる。

色鮮やかな涸沢

 涸沢は紅葉の見ごろは、ナナカマドの紅葉が最高潮になり秋の涸沢も四季を通じて一番色彩の豊かな季節となる。

涸沢の紅葉を満喫です。

涸沢の紅葉を満喫です。

北穂沢から

 涸沢小屋の右端から、北穂沢に入る。すぐガラ場で、その上のハイマツ帯を縫うようにジグザグ道はなかなかきつい登りだ。岩屑の道 岩屑の重なる中のペンキ印を少し登ってゴルジュを抜ける。

ガラ場の急登

 ハイマツ帯を少し登るとまたガラ場で、相変わらず急登が続く。左手に南稜が近づき南稜ルートの取り付けになり20mほどのクサリの岩場と短いクサリや梯子が連続してある。

涸沢カールの紅葉

 岩場を22段の梯子で登り切りるとちょっとしたテラスで、涸沢カール全体を眺められる絶好の休憩場所だ。ここから上部では雄大な穂高連峰の展望を楽しみながらの登りとなる。

北穂南陵の登り

 南稜は穂高連峰の主稜線に突き上げる岩稜で、取り付きからジグザグに高度を上げていく。なだらかな一枚岩を登る。打ちこまれた鉄杭を足掛かりに段を越え、右手に回りこみ、ガイドロープ沿いに進む。クサリ場、ハシゴを越えていく。南陵取り付きから南稜テラスまで、沿面430mほどで標差230m程度を登ることとなる。

南陵テラス

 岩場を22段の梯子で登り切りるとちょっとしたテラスで、涸沢カール全体を眺められる絶好の休憩場所だ。ここから上部では雄大な穂高連峰の展望を楽しみながらの登りとなる。

北穂沢源頭

 北穂沢源頭 小さな岩場のクサリを登って南稜テラスと呼ばれるキャンプ場がある。道は緩やかになって歩きやすくなる。目の前の南峰の岩を仰いで、奥穂~北穂の分岐点なる。右に少し降りると北穂沢源頭に入る。

 ガラ場の急登を登ると北穂高の頂上だ。山頂からキレットを通しての槍ヶ岳の展望は印象的である。

 北穂山荘テラスからの眺めは穂高連峰でもトップクラスである。キレット寄りに北穂高小屋がある。朝日を迎えて往路を下山。

北穂高山頂からの槍ヶ岳の眺めは最高の眺めです。

北穂高山頂からの槍ヶ岳の眺めは最高の眺めです。

北穂南陵からの涸沢岳・奥穂高とカールのスケールに圧倒される。


【1日目】
上高地バスターミナル→(00:55)→明神→(01:00)→徳沢→(01:00)→横尾→(01:20)→本谷橋→(01:40)→涸沢
【2日目】
涸沢→(01:40)→南稜取付→(00:45)→南稜テラス→(00:35)→北穂高岳→(往路を下山)