槍ヶ岳&南岳Ⅰ

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槍ヶ岳&南岳縦走

新穂高~槍ヶ岳  08/09/08

新穂高 北アルプス南部の盟主は、その山容から、やはり槍ガ岳に軍配を上げる人が多いだろう。それほど槍ガ岳はきわだった魅力をもっています。槍ガ岳は、東西南北の四方に尾根を派生させ、西鎌尾根と、南へのびる大喰岳との間にはじまる飛騨沢が、蒲田川右俣谷の源流である。この山深い谷沿いにつけられた飛騨側登山道は、槍ガ岳への最短ルートである。
 飛騨側のバス道終点、新穂高温泉のバスターミナルから、舗装道路の坂を登り、新穂高ロープウェイの駅の横を通り。すぐ上手の駐車場から林道に入る。、ヘアピンカーブを4つほど繰り返すと、小鍋谷の橋である。ここにゲートがある。

槍ヶ岳を目指します。

新穂高 橋を渡って右俣沿いに林道を進むと、やがて右側に「穂高平近道」の標識がある。急ぐなら急登の近道をとればよいが、林道をのんびり歩いた方が楽である。 穂高平には牧場と季節営業の山小屋(穂高平避難小屋)がある。ここで一休みとしたいですね。 北アルプス、岐阜県側の入口に静かにたたずむ山小屋です。新穂高から約1時間、程良い山の景色の中でゆったりした時間が過ごせる場所です。

p003.jpgこの時期小屋は閉鎖されています

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白出避難小屋             白出谷

p005.jpg     ジャンダルム・天狗岳 この先、林道はサワグルミやブナ林の中を、白出谷(しらだしだに)出合までほぼ水平にのびている。水流のない白出谷を渡ると、道は針葉樹林の中の平坦な道となる。石や木の根っこの上を、バランスに気を遣いながら歩いていこう。左下に右俣谷の瀬音を聞き、巨大なトウヒの大木に見とれたりしながら進むと、チビ谷を渡る。水流はほとんどない。さらに進み、オオシラビソの林を登ると、滝谷出合である。右手上に滝谷避難小屋があり、緊急時には有効に活用できる。白出谷から滝谷まで、わずか200メートルほどの標高差である。滝谷は水量もあり、川原からは雄(お)滝のすさまじく流れ落ちるさまが眺められる。上部は壮絶な岩壁がガスの中に見え隠れする。

p007.jpg川原からは雄(お)滝のすさまじく流れ落ちるさまが・・

00001.jpg        藤木レリーフ 丸木橋を渡り、対岸に移ると、岩壁に藤木九三氏のレリーフがある。ここの湧水は飲用に適している。槍平へは、南岳側の山腹を巻くように登っていく。南沢を渡り、しばらく樹林帯の緩い登りを続けると突然視界が開けて、明るい槍平に出る。小川が流れて別天地の風景が広がる。

p009.jpg槍平小屋

ここで午後1時をすぎていたら、槍平小屋で泊まった方が無難である。

08/09/09

p010.jpg   槍平小屋からドームと涸沢岳 槍平は、南岳や奥丸山への道が分岐するところである。ここから道は左岸沿いに樹林帯へ入るが、カツラやオガラバナなどの灌木が目立つようになると、最後の水場に着く。充分に水を補給してから出発したい。大喰岳の西尾根の末端をジグザグに登ると、ダケカンバの大木のある台地に登り着く。「宝の木」とよばれるところである。ここから道は飛騨沢に入っていく。
p016.jpg       西鎌尾根に 西鎌尾根がよく見え、縦走をする人たちが確認できる。途中、千丈沢乗越への分かれ道があるが、槍ガ岳を割愛して、双六岳に向かう人以外には用のない道である。中崎尾根越しに見える笠ガ岳が、高度を上げるにつれて美しい全容を現してくる。キバナシャクナゲやハクサンイチゲが飛騨沢を代表する花で、あちこちに大群落をつくっている。岩屑の道をジグザグを繰り返すこと約2時間ようやくにして標高3000メートルの飛騨乗越にたどり着く。
p019.jpg       つらい登り 長い、つらい、の言葉がぴったりの登りだが槍沢の道よりはずっと良い。飛騨乗越からは、槍沢越しに、蝶ガ岳、常念岳、大天井岳などの山々が目に飛びこんでくる。

p021.jpg飛騨乗越

 稜線に出て、右に行けば大喰岳、目指す槍ガ岳は左に行く。ジグザグの道を約15分で槍岳山荘だ。650人もの収容力を誇る北アルプス南部では最大の山小屋です。3060メートルの小屋前広場からは、眼前にそそびえるあこがれの槍の穂先が威圧的である。
p025.jpg ひと休みしたあと、標高差120メートルの穂先への岩壁登りに挑戦しよう。ルートは登り下り別の道があり、鉄のクサリやハシゴが設置されており、無心に登れば思いのほか簡単に登れてしまうから不思議だ。
p027.jpg       槍ヶ岳への登り 槍ガ岳山頂はそれほど広くはないが、眺めは最高である。特に北アルプス南部や北部の山脈の連なりがよくわかり、まさに日本一の眺めであろう。盛夏の朝は順番待ちができるほどの混雑ぶりである。


p032.jpg槍ヶ岳山頂

■コース
一日目 :新穂高~穂高平小屋~白出谷~滝谷~藤木レリーフ~槍平小屋 [槍平小屋宿泊](4時間30分)
二日目 :槍平小屋~千丈沢分岐~飛騨乗越~槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳~南岳小屋 (7時間30分)

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