■上高地~徳本峠 (2h50)

第一日:上高地バスターミナルから明神を経て徳本峠ヘ
コースタイム 3時間30分
明神~徳本峠 累積標高差 721m

登山日 2007.8.25~26

上高地バスターミナル

 霞沢岳は上高地を挟んで穂高連峰と対峙する位置にあり穂高連峰の絶好の展望台として知られている。上高地からの登山者は、槍・穂高を目指す人が圧倒的に多く、この霞沢岳を訪れる登山者は少ない。穂高連峰の展望を静かに楽しめる数少ないポイントです。上高地から明神に向かい明神のすぐ先に徳本峠の入り口がある。

明神

徳本峠分岐

徳本峠に向かう

 梓川にの道と別れて広い林道を少したどると、やがて登山道になる。白沢に沿った道はたいした急坂もなく徳沢峠まで続いている。峠には古色蒼然とした徳本峠小屋が建ち、展望台からは穂高が一望になる。徳本峠小屋は、昔ながらの趣を残すランプの山小屋。静かな夜が過ごせる。

水場

徳本峠小屋

二日目
徳本峠~霞沢岳を往復 コースタイム 6時間55分

ジャンクションピーク

 徳本峠小屋から霞沢岳方面に少し進むと展望台がある。霞沢岳までのコース中には水場がないので徳本峠小屋で準備する。展望台からコメツガ林のなかに入り、そのまま尾根に沿って進む。右手から上高地からの道と合流するとやがてジグザグの急登がはじまる。急傾斜を登っていくとジャンクションピークとよばれる坂の途中からも、樹林越しに穂高の山並みが望める。

分岐

明神岳

崩壊地

 ジャンクションピークから。左手に崩壊地を見ながら南側に下り、途中から西向きに方向を変えて霞沢へ続く尾根を下る。右手に小さな池がある窪地に出る。徳本峠からここまでが約半分の行程だ。ここから細かいアップダウンが続き、ゆるやかな尾根連を連む。斜面を下り樹林帯から抜けでると開けたお花畑の斜面に出る。

ツガの樹林帯

左から霞沢岳、K2・K1

K1ピーク

 お花畑の斜面を回り込み、ゆるやかな登りで尾根の右側を進む。窪地の急坂を登っていく。やがて森林限界を越えササの斜面を登りきるとK1ピークだ。 K1ピークは展望がよく、足下から派生する尾根の先には六百山が見える。

左から霞沢岳、K2、K1

K1ピークからK2ピーク

K1からの展望
K1からの展望

K2ピークから

 K1からはハイマツと岩の稜線を行くようになる。一度大きく下り、登り返してK2を越える。穂高連峰が望める稜線漫歩です。

K2への稜線

K2ピーク

K2ピークから

 霞沢岳山頂に到着する。山頂からの展望は足下に上高地が広がり、奥に西穂高岳から奥穂高岳、前穂高岳へと穂高連峰がそびえる。左に焼岳が荒々しい山肌を見せ、さらに左遠くに乗鞍岳と素晴らしい展望が展開する。下山は往路を戻るがK1からの下りに注意したい。

K2~霞沢への稜線

笠ヶ岳

奥穂高の眺め
奥穂高の眺め

 
 コースとタイム

一日目:上高地~徳本峠13:40 【歩行2時間50分】
二日目:徳本峠~霞沢岳~徳本峠 【歩行6時間55分】
三日目:徳本峠~上高地 【歩行2時間35分】