北アルプスの奥懐に位置する雲ノ平は、黒部源流と岩苔小谷にはさまれた溶岩台地上に広がる草原地帯。東は水晶岳と鷲羽岳、南は三俣蓮華岳と黒部五郎岳、西は北ノ俣岳、そして北は黒部本流をはさんで対峙する赤牛岳と薬師岳といった山々が、雲ノ平の四方を取り囲んでいます。周囲の山々と、お花畑に点在する湿原や草原がっくり出す風景は、まさに「庭園」とよぶにふさわしい。この「庭園」風景と、奥深い北アルプス山中にただよう秘境の雰囲気が雲ノ平最大の魅力です。

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■第1日

kutu25.gif折立から入山し、太郎兵衛平へ
●コースタイム 4時間30分
標高差 975m(折立~太郎兵衛平)  累積標高差 +1022m -47m
 ここからはじまる登山道は、樹林帯の急豊か続く。三角点の置かれた1870m付近をすぎると、展望のよいたおやかな尾根歩きとなり、やがて太郎平小屋に着く (詳細はコース薬師岳ページを参考に→)
kutu25.gif太郎兵衛平から薬師沢小屋
●コースタイム 2時間10分
沿面距離 4.4km 累積標高差 +72m -485m
p002.jpg        太郎小屋 太郎平小屋から北ノ俣岳方面へ木道をたどる。すぐに左へ分かれる薬師沢へのルートをたどり、稜線から離れて太郎山の東斜面を下っていく。正面には祖父岳を上にのせた台形状の雲ノ平、その左側に水晶岳、右側には三俣蓮華岳が望まれる。草原をトラバースぎみに下り、太郎平小屋の水源になっているp010.jpg         第三徒渉点小沢を越える。道は尾根上の急傾斜となり、薬師沢へ向かって樹林の中を下っていく。 やがて薬師沢の源流部へ出て、沢を橋で渡る(第一徒渉点)。しばらく先で再び橋を渡り(第二徒渉点)、明るい草原や針葉樹の森に続く木道を緩やかに下っていく。p011.jpg        カベッケヶ原へほどなく、右手から流れこむ沢を、もう一度橋で渡る(第三徒渉点)。ここが北ノ俣岳と赤木岳から流れこむ薬師沢左俣との出合である。これら薬師沢沿いの3回の徒渉には、いずれも橋がかかっているが、増水時の通過には注意が必要。
p017.jpg        薬師沢小屋 左俣出合から先も、ササ原の木道と針葉樹の森をたどる。整備された木道は歩きやすい。 やがて木道に導かれて、平坦なササ原が広がるカベッケが原に出る。正面に針葉樹に覆われた雲ノ平が台形状の山となって姿を現す。カペッケが原を抜けて、小尾根をわずかに下ると薬師沢小屋に着く。ここで薬師沢は黒部川と合流し、やがて深い瀞と谷を穿つ荒々しい峡谷となっていく。

p015.jpg     薬師沢出合と薬師沢小屋

■第2日

kutu25.gif薬師沢小屋から雲ノ平~高天原
●コースタイム 6時間
沿面距離 7.9km 累積標高差 +750m -600m
p022.jpg        大東新道との分岐 薬師沢小屋からは、吊橋を渡り、すぐにハシゴを伝って河原へ下りる。この先で高天原へ向かう大東新道と分かれ、右手の樹林帯へ取り付く。このあたりは増水時には通行不能となるので要注意。p025.jpg         アラスカ庭園
 ここから展望のきかない針葉樹林帯の急登をひたすらたどる。足もとの岩や木の根は非常にすべりやすいので、注意が必要だ。傾斜が落ちると木道が現れて、いよいよ雲ノ平の一角へ入る。木道をたどり、灌木帯を抜けると、展望の開けたハイマツ帯のアラスカ庭園に出る。p028.jpg         中ノ俣岳を望む黒部五郎岳の眺めがよく、遠く笠ヶ岳も望まれる。緩やかに続く木道は、水晶岳に向かうかのようにのびている。
 薬師岳を間近に望む奥日本庭園を抜けて、少し下ると祖母岳(ババダケ)(アルプス庭園)との分岐だ。雲ノ平山荘まではわずかな距離である。なお、テント泊の場合は、山荘から20分ほど離れた祖父沢上部にある指定地を利用する。ここには水場とトイレも整備されている。

p045.jpg     雲ノ平山荘

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雲ノ平&高天原

登山日 2011/08/10


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出合った花

p006.jpg   シロバナタテヤマリンドウ
p007.jpg       ヒメクワガタ
p013.jpg       キヌガサソウ

ルートマップ

p099.jpg※マップをクリックで大きい画像


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