■稲子温泉から
登山日:2016/01/03~04
稲子温泉登山口
稲子湯からみとり池へは埋もれたトロッコ起動跡があり歴史を感ずる道です。静寂さ漂う森のなかの池を通り森歩きと展望を楽しみ、山のなかの秘湯にもつかる贅沢な旅です。
稲子温から2㎞地点稲子温泉からみどり池までの登りの道のりは比較的わかりやすく、時間も2時間弱で着ける。
最初のうちは蛇行する林道をときおり横断しながら、カラマツ林のゆるい登りを行く。今年は暖冬で降雪が少なくアイゼン無装着で登る。
古い軌道跡のある登山道カラマツ林の中、古い軌道跡がここにあった人々の生活を想像させてくれる。
北八ツ独特の雰囲気を醸しているカラマツ林の林床には、苔むした緑が美しい。
しらびそ小屋川の流れを横目に登っていくと「おつかれさま」の看板と同時に、しらびそ小屋が現れた。池の先には天狗岳がそびえる。池の麓に建つ小屋の名前どおり、この付近はシラビソの森になっている。稲子岳直下の平地にある白く凍り付いたみどり池は、樹林に囲まれながら冠雪の天狗岳の
眺めは一枚の絵そのもののように眺められた。白く凍ったみどり池に木立の向こうに白くそびえる山の美しさ。静寂な空気のなかに現れた景色は、すべてが無駄のないものからできていた。みとり池の畔から眺める天狗岳、神秘的なたたすまいだ。