北アルプス南部の雄、乗鞍岳は、北に向かっていったん2300メートル近くまで標高を下げた後、安房峠までの間に再び2500メートルを越えて十石尾根を形成する頂の山でアルプス大展望の山です。
登山日:2020/09/26

白骨温泉から朝焼けの乗鞍岳

白骨温泉の公共駐車場に車を置き、登山開始。標識がなく分かり難いです。乗鞍岳の朝焼けを眺めて出発。

白骨温泉案内所

白骨温泉は飛騨山脈の、乗鞍岳、十石岳、霞沢岳の麓に位置する山峡の温泉地である。乳白色の湯。

白骨温泉登山口

登山口は白骨温泉から上高地乗鞍林道を1㎞ほど入った左側に山腹へ入るところがある。

十石山への分岐

ササに覆われたカラマツ林を進むと泉鞍林道出会いへのT字路がある。「至十石山」の標識があり左に折れて登る。

カラマツ林

十石山への分岐から左に折れてササに覆われたカラマツ林の樹林帯を登る。

踏み後はしっかりしている

コメツガや白樺のある坂を登りきるとH1790mの小広場がある。

H1790mの小広場

小広場は休憩に敵地です。ここからしばらくだらだらとした道となる。

開放的な緩やかな登り

標高1830mあたりからは、台地となり開放的な登りが続く。

コメツガとササ

コメツガとササの台地の穏やかな登りが4430mほど続く。

遠望に霞沢岳

台地からやがて道は登りが急になってゆく。右手には霞沢岳が垣間見える。

樹間から草原が見える

標高2200mあたりから頭上が開け、さらに進むと気持ちの良い草原に出る。

草原が広がる先に前穂高

草原が広がり北方面には前穂高が望める。標高2200mあたりの登りは15度ほどの傾斜が続く。

草原が広がる

東尾根をひたすら登り続けてH2400mあたりでやや右にそれていく。

十石峠避難小屋への登り

ササ道が終わりガレ地となって登りきると十石峠避難小屋が見えるはず。

十石峠避難小屋

やがて大きな十石峠避難小屋が現れる。地元の人たちが協力して建てた立派な小屋である。

遠望に鉢盛山

望む鉢盛山は松本盆地南西部の朝日村のシンボル的な存在の山。

展望地に向かう

十石峠非難小屋から右手にもっこりとした所が展望地で、北アの絶景ポイントの場所。

 展望地から

ここからの眺めは奥穂高と対峙して岳沢から前穂、吊り尾根から奥穂へと絶景が得られる。

展望地から十石山山頂へ

展望地から山頂までは、なだらかでハイマツ帯の中にある。

十石山 2524.8m(二等三角点)

山頂はハイマツ帯の中で乗鞍方面は見晴らしが悪い。少し西へ尾根上に行くと絶景が広がる。

十石山から乗鞍岳を望む

ここ十石峠から南西に連なる硫黄岳、大丹生岳、大黒岳の先に乗鞍岳と縦走できる。

十石山から乗鞍岳を望む

山頂から穂高連峰

山頂から穂高連峰

展望地から穂高連峰

展望地から穂高連峰

穂高岳・笠ヶ岳手前に焼岳と大パノラマ

手前に焼岳・後方に笠ヶ岳

■ルートマップ

マップ