太郎坊山は、滋賀県八日市の北西部に巨岩を連ねる瓦屋寺山系の一山。天狗信仰の巨岩の山。

 大鳥居から眺める太郎丸山は聳える岩峰の巨岩が登頂意欲をそそる。大鳥居をくぐった先に駐車場がある。拝殿や参集殿のある表参道の石段を登る。票差はなんと90mを超える階段だ。

長い長い参道の階段

やっと太郎坊宮が

銅鳥居

 夫婦岩の入り口にある銅鳥居です。

夫婦岩

 夫婦岩(金胎両部岩)は、巨岩の間を通ることで病苦を除き諸願が成就され、悪心あるものは「岩にはさまれる」といわれている。

岸壁に建つ本宮

 太郎坊宮は太郎坊・阿賀神社の通称で、神体山信仰と磐座信仰発祥の地といわれている。
太郎坊宮から蒲生野を一望
太郎坊宮から蒲生野を一望

本宮への階段

 本宮で参拝後、石階段を心洗場まで下りて左に折れると箕作山への道標がある。瓦屋寺の参詣道と言っても山道です。太郎坊山(赤神山)を東に巻くようにして登っていく。

心洗場

太郎山への登り道

遠望に雨乞岳・綿向山

 太郎坊山東面側からの眺望は鈴鹿山系の山並み(雨乞岳)と綿向山がパノラマを展開する。北側尾根に上がると箕作山との分岐に出る。ここを左に折れて太郎丸山へ。

灌木の道

太郎坊山(赤神山)分岐

太郎坊山の巨峰

 箕作山分岐を分けて、なだらかな尾根筋を行くと前方に巨峰が現れる。急な登りを登りあがると太郎坊山(赤神山)の山頂に着く。

箕作山分岐から太郎坊山へ

山頂近し

太郎坊山(赤神山)山頂

太郎坊山から南箕作山

山頂から鈴鹿山系・冠雪の霊仙山
山頂から鈴鹿山系・冠雪の霊仙山

箕作山分岐

 太郎坊山(赤神山)から分岐まで戻り左に折れて尾根を行くと休憩所がある。ここからさらに北進すると瓦屋寺との分岐に着く。まず参拝してこよう。瓦屋寺は、聖徳太子が百済の陶工に四天王寺の瓦を焼かせた記念に建立したとされる。

休憩所

瓦屋寺

箕作山

 瓦屋寺から箕作山分岐に戻り箕作城址分岐を左にとって登りあがると箕作山(373.5m)に着く。

箕作山分岐

箕作山

箕作山から小脇山に向かう

小脇山

 箕作山から小さなアップダウンっを繰り返し小脇山に着く。途中、谷をはさんで東に太郎坊山の岩場(磐座)が梢越しに望まれる。

 

案内板

 

比叡山方面の眺望

巨岩と岩戸神明

 小脇山から雑木林の中を進むと岩戸山のピークで、三角点のある。尾根筋を境内に入り岩場の兜岩と聖徳太子が刻んだとされる十三仏着く。

十三仏

岩戸に向かう

休憩所

 岩や石仏が次々と現われる道を行くと、よく手入れされた石段を下る。この先の十字路で右折する。竹林の中に「新四國八十八箇所霊場」石の標識がある。すぐに岩戸山登山口に着く。

竹林

登山口

■ルートマップ

太郎坊宮鳥居(45分)⇒太郎坊宮(20分)⇒太郎坊山(赤神山)(40分)⇒箕作山(20分)⇒小脇山(10分)⇒岩戸山(5分)⇒十三仏(20分)⇒岩戸山登山口
 

 箕作山城は、観音寺城から中山道をはさんで南東側の正面にある清水山山頂に位置する。太郎坊宮・箕作山と尾根続きです。城の記録では、応仁の乱後の混乱した近江で、六角高頼に対抗するため、幕府側か擁立した佐々本正尭が近江へ攻め入った際に龍城したのが清水城で、これが箕作山城の前身とされるが定かではない。そして、明確な記録で登場するのが永禄11年(2568)に織田信長が近江へ侵攻した際で、このとき六角氏は観音寺城に加え、和田山城・箕作山城の防御を固め迎え撃とうとした。このとき、箕作山城の守りには六角氏家臣の建部源八郎と吉田出雲守が入ったとされる。