小秀山は、木曽地方と東濃地方の境に連なる御嶽山系の阿寺山地の山。裏木曽の名山・小秀山は、日本三百名山の一座に選ばれている山。

 乙女渓谷キャンプ場の案内板の前を右折し、吊橋を渡るとニノ谷に入る。渓流に沿って敷設された桟をいく。

吊橋

登山口案内板

乙女渕

 ニノ谷の渓流に沿って敷設された桟(木階段)を登る。乙女渕の深い渓谷は、この桟によって安全に楽しむことができる。

ねじれ滝

和合の滝

 ねじれ滝、和合ノ滝を過ぎ、対岸へ渡る。さらに急斜面を登り、流れを渡り返しながら高度を上げていく。やがて小屋前に出る。

渓谷を見下ろす

小屋

烏帽子岩

 みずみずしい緑の林のはるか上方に黒いエボシ岩が望まれる。やがて行く手の林越しの先に女滝が望まれる。夫婦滝にはもうすぐ。

 

遠望に女滝

迫力の夫婦滝(落差80m)

滝を巻いて登る

 夫婦滝から左の急斜面をジグザグに登り、滝上部の沢にでる。流れに沿って20分ほど上流に進み、落差8mほどの滝の手前で左岸に渡る。細くなった流れを渡る。

夫婦滝上部

子滝

鎧岩

 孫滝が最後の水場となり登りも急傾斜となる。鎧岩を通過して岩壁の棚をトラバースして第二展望台に出る。ここからの白草山の雄大な景色が望める。

岩壁の棚をトラバース

第二展望台

第二展望台から白草山を望む
第二展望台から白草山を望む

急峻なカモシカ渡り

 高度が上がると「カモシカ渡り」と呼ばれるやせた岩稜の末端に出る。岩場を慎重に登ると、三の谷分岐に出る。なだらかな道を進むと兜岩に着く。

 岩壁を登る

三の谷分岐

兜岩

 兜岩の頂上は、小秀山とその背後の御嶽山を望む絶好の休憩地です。兜岩から立ち枯れ木のある尾根のゆるい登降を繰り返すと、90度左折して深いササを分ける道になる。やがてササ原に湿地が点在する広い小秀平に出る。まさに深山の別天地です。

 巨大な岩塊

小秀平

小秀山

 高原のようなゆるやかな山稜の深いササを分けたり、原生林のなかの登り下りを繰り返して進むと、巨岩が点在し360度の眺望が広がる小秀山に着く。

山頂まで500m

小秀山山頂

山頂から御岳山
山頂から御岳山

■ルートと所要時間

乙女渓谷キャンプ場→(1時間40分)→夫婦滝→(1時間50分)→三ノ谷道分岐→(25分)→兜岩→(1時間20分)→小秀山
小秀山→(55分)→兜岩→(20分)→三ノ谷道分岐→(1時間)→森林管理事務所小屋→(30分)→乙女渓谷キャンプ場