御泉水自然園ルート

 ━━━白樺高原国際スキー場から

  • 積雪期は、七合目までの林道は通行止めのために白樺高原国際スキー場からゴンドラリフトを利用してゲレンデ最上部の山頂駅から登る。山頂駅は、蓼科山中腹に設けられた御泉水自然園の入口でもある。

    蓼科山側を向いて自然園登山道へ進み、カラマツ林のなかをゆるやかに登っていく。車道を2回渡って、次に車道に出たところが七合目。登山道入□には頂上に奥宮をまつる蓼科神社の一ノ鳥居がある。

 

 
一ノ鳥居をくぐり、樹林帯を登っていく。ほどなく西麓からの道を合わせるがここに馬返しと書かれた古い指導標がある。高木のダケカンバが並木をつくる道を進むと、やや傾斜が増して山腹に大きくジグザグを刻む。ここが馬返しだ。登山道沿いの林床に馬頭観音と思われる小さな木の祠が置かれている。 馬返しからは、カラマツに変わってコメツガやシラビソなど針葉樹の原生林に包まれる。 この樹林が開けてくると、浅い谷地形を登るようになる。

上部でこの谷地形の左岸(進行方向右側)の針葉樹林帯へ入り、小さくジグザグを刻みながら登ると、天狗ノ露地の標識がある。南の頭上には蓼科山の山頂部がせり上がっている。 この先、もうひと登り。傾斜の強い山腹を登ると蓼科山荘に着く。周辺は蓼科山の肩、あるいは背どもいえる平坦地で将軍平とよばれている。
 

━━━将軍平から蓼科山

  • めざす蓼科山はもう目前だが、ここからが急登だ。丸い山頂を見上げて樹林帯に入る。無雪期は、石がゴロゴロと積み重なった急坂で石が大きな段差をつくっているところです。しかし積雪期は露岩もなく急登をキックステップで直登する。やがて針葉樹の樹高が低まると、円形の山頂が望めさらに直登をして登りあがる。
  • 蓼科山頂ヒュッテの右横に出てそのまま直進すると頂上標柱のある山頂に着く。 ここからは南八ヶ岳、南アルプスの展望が抜群だ。中央アルプスと御嶽山、さらに霧ヶ峰や美ヶ原のおおらかな高原地帯と北アルプスの稜線を一望できる。

 

 

 
  • 展望を楽しんだ後の下山は往路を下山。

 
━━━コースと時間
白樺高原国際スキー場→(ゴンドラ移動)→ゴンドラリフト頂上駅→(0h20)→7合目登山(1h20)→将軍平→(0h40)→蓼科山→(1:45)→往路を下山。