赤谷山城跡(東殿山城)は、岐阜県郡上市八幡町島谷に存在した戦国時代の山城です。東常慶らによって郡上郡支配の拠点として使用された。石垣などの遺構が残っている。
 赤谷山城跡のある東殿山は、郡上市を見下ろすシンボリックでピラミダルな山容をした山です。

2019/11/11

東殿山登山道と赤谷山城跡(東殿山城)概要図
東殿山登山道と赤谷山城跡(東殿山城)概要図
[郡上のシンボリックな東殿山]

 愛宕公園駐車場から右回りで登る。愛宕神社前を通り整備された歩道を登っていくと赤谷山城跡の案内と祠がある。ここから登山道入り口となっている。

[愛宕公園から階段状の道]
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[三の曲輪跡]

  祠から200mほど登ると三の曲輪跡にでる。さらに200mほど先に大手曲輪跡にでる。大手曲輪とは大手門(正門)で、敵の攻撃から守るために作ってある防御施設。九十九折りに登っていくとやがて赤谷への分岐となる。さらに登っていくと赤谷山城跡への分岐となり赤谷山城跡のピークに登る。赤谷山城跡は台地となっている。

[大手曲輪跡]
[赤谷山城跡へ ]
ロープのある急登を登る
曲輪を登ると赤谷山城跡
一の曲輪・赤谷山城跡
 
赤谷山城跡(東殿山城跡)
赤谷山城跡(東殿山城跡)

 赤谷山城跡の台地から北側には崖で危険。赤谷山城跡台地を右に巻くようにして行くと板橋や岩壁もクサリがある。鞍部に出て少し登ると東西に延びる東殿山直下のY字の分岐に出る。直登して山頂に出て東に巻き道がある。山頂尾根に登りあがり右に折れていくと東殿山の山頂にでる。

大岩を回り込む
東殿山頂

 下山は赤谷山城跡先の分岐まで往路を戻り赤谷方面に入る。赤谷に向かって下っていく。道も細くなり足元も不安定な沢の上部をジグザクに下る。板橋や丸木ハシゴを何度も通り急な道を下る。

下山は赤谷を下る
赤谷山城跡赤谷は急峻な下り
スリップに要注意の下り

 沢を渡り板橋を通り大岩を過ぎると突然に赤谷不動滝本殿に下る32段の丸木ハシゴを下りる。ハシゴを下りると滝があり滝の横に不動明王の立派な社が立っている。とても神秘的な場所である。

赤谷は急峻で荒れている
32段の丸太ハシゴ
赤谷不動滝

 ここからは傾斜も緩く赤谷に沿って道を下ると墓地に出る。墓地に出て橋を渡り分岐を右に折れて行くと郡上市役所にでる。

長い丸太ハシゴ
不動明王
郡上市役所に下山 東殿山望む