燕岳~槍ヶ岳縦走(表銀座)

槍ヶ岳


 登山の代表的なコース、まずはここでアルプスの洗礼を受けて病みつきとなる。燕山荘はアルプス銀座の一丁目、槍ヶ岳がおもったより近くから招いている。

登山日 2005.07.26-28

[第一日目]
 中房温泉~合戦小屋~燕岳~大天荘~大天井岳~大天荘(7時間30分)
■[第二日目]
 大天荘~西岳小屋~ヒュッテ大槍(7時間30分)
■[第三日目]
 ヒュッテ大槍~槍ヶ岳~槍沢小屋~上高地(7時間30分)

0038.jpg燕山荘から稜線を南へ行く。しばらくは起伏のない花岡岩屑の道だ。右に裏銀座コース、左に安曇野の平野の広がり、正面に大天井や槍ヶ岳を望むダイナミックな縦走路だ。特異な形の石峰群を抜け、左下にお花畑を眺めながら歩く。2678mの小さなピークを過ぎると、カラマツの斜面を大きく下る。下りきったら登り返して稜線に乗る。勾配の少ない歩きやすい道だ。クサリ場を下ると切通岩の鞍部に出る。このルートを開いた小林喜作のレリーフが傍らの岩壁にはめ込まれている。鞍部からガラガラの砕石を踏
0044.jpg     切通岩から大天井岳んで登り返す。すぐに左へ大天丼岳への道を分ける。(縦走路は直進で岩峰を巻いて行く)大天井岳の肩を南東へ斜めにからむようにして登って行く道に入る。稜線を回り込むと大天荘の前に着く。ここから大天井岳へは、わずかな登りで頂上(2,922m)に達する。山頂から見る槍ヶ岳は北鎌尾根をしたがえて立派であるし振り返る燕岳もまたみごとなロケーションです。
●大天荘前を進み、大天井ヒュッテから来た道と合う。ここからしばらくは稜線の東側下を下り気味に進む。常念岳が堂々と聳え、再び稜線に出れば、槍ヶ岳が北鎌尾根の独標をちょうど


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0018_2.jpg          東鎌尾根と                急な梯子真横に見せている。稜線の道は気楽に赤岩岳を過ぎ西岳小屋に導いてくれる。穂高が横尾尾根の向こうにすばらしく高く奪え、これからたどる槍への道はけわしく真すぐに見える。ヒュッテ西岳小屋からもったいないと思うほど急な下りを一時間ほども下る。5mほどの梯子を下ったら、さらに切通しに張られたクサリを下る、そして、2連の長い梯子を下る。さらに5mほどのクサリ場を抜ける。滑りやすい砂礫の道を下れば鞍部。ここから両側が切れた小さなピークを越え、短い梯子をクリアすれば水俣乗越。右に天上沢への道、左に槍沢への道が分かれる。見上げれば槍ヘの道は垂直に天へ登るごとく感じられいっそのこと槍沢へ下りたくなってくる。
 乗越から槍ヶ岳方面へ登り返す。やがて道はゆるやかになり、しばらく進むと第一展望台に到着。正面に槍ヶ岳、左に北穂高岳、右に燕岳の稜線が眺められる。稜線上の3連梯子を下る。全長は20mほどだが、しつかり取付けられているので安心。梯子の後、登り返せば第二展望台でここからの眺めも申し分ない。さらに5mほどの梯子を登り、ジグザグに急登。さらに岩尾根を急登。左に大きなカブリ岩が現われる。ハイマツ帯を登りきればヒュッテ大槍だ。
0021_2.jpg 槍沢側を巻きながら登る。4mほどの梯子をクリアすれば槍の穂先直下に出る。ここをトラバース気味に行けば槍の肩に到着。
●早朝に起きて穂先に登る。浅間山の肩から日が登る。立山、剣、薬師岳がまず紅色に輝き、ついで笠と穂高が焼ける。そして今日一日が始まるのだ。この頂上は穂高岳にわずか10.5mおよばないが日本第五位の高峰。しかしその眺望は、あたかも四囲の山々を低く睥睨(へいげい)する感があり、頂に立つものに何か優越感を与えずにはおかない。さて頂上の展望である。北の方から時計の針の方向にめぐって。足元北鎌尾根の向こうには硫黄岳のただれた山があり、そのはるか彼方に後立山が鹿島槍、白馬岳と連なっている。燕、大天井の背後には浅間山も見え、手前に常念岳の大三角ピークがある。蝶、大滝山の向こうには左に八ガ岳、右に南アルプスを従えた富士の姿がはっきりと見える。木曽駒の手前には穂高の山々が大きくそばだち、南岳から肩の小屋へとルートを見せてくれる。乗鞍、笠ガ岳が堂々と頂を並べれば、折戸岳から三俣蓮華岳に至る。雲ノ平から祖父岳への斜面があり、薬師岳は左の黒部五郎岳と袖をつらね、名山の名をそのままに雄大な山容を惜しみなく見せてくれる。

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